代表取締役 村上幸義さん
現場代理人 村上出帆さん
1972年 創業 宮城県気仙沼市に拠点をおき、 土木・舗装事業を中心に運送業、 産業廃棄物収集運搬業などを営む。 「みち」づくりを通じて 場所と場所だけを結ぶのではなく 地域の生活や文化、歴史を結び、 育んで参ります。 http://www.murakami-ko.co.jp/
■■現場詳細■■ 宮城県 気仙沼市営野球場原状復旧工事 東日本大震災当時の仮設住宅撤去後、野球場を復旧する工事 【施工範囲】造成12,260m² 【施工土量】切土2,600m³ 【ソリューション】 レーザースキャナ測量 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】PC78USi、D37PXi ■■導入経緯■■ (株)村上工業 現場代理人 村上出帆さん 現在、建設業界ではICT施工が促され、宮城県でもICT活用工事が発注されており、当社においても、作業効率や精度がどのくらい向上するのか以前から興味を抱いていました。そんな中、コマツIoTセンタ東北のセミナに参加しICT建機の性能を体感したことで、現場で使用してみたいという思いが強まりました。今回の工事は野球場という広い面積を0.5%の傾斜をつけて仕上げなければならない為、ICT建機の高い精度に期待して、導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)村上工業 代表取締役 村上幸義さん 以前、「ICT建機は初心者でも熟練オペレータと同じように操作できる」という、導入した業者の感想を見たことがありましたが、まさにそう感じました。ICTブルドーザは、熟練のオペレータでないと難しい、細かなブレードの角度調整が不要で、3次元データ通りにブレ―ドの傾きを自動で調整するので、同じ箇所を何度も敷均すことがなく施工時間を短縮できました。ICT油圧ショベルは暗渠工の床掘に使用しました。施工する箇所がモニタに映っているため、それにバケットを合わせて施工でき、設計面より下に掘り込まない自動停止機能で、過掘りすることもなく品質を確保できました。施工途中、従来の方法で位置や高さを確認してみましたが、ほぼ誤差の無い仕上がりに驚きました。ICT建機に転送されたデータ通りに施工ができるので、丁張りや手元作業員が不要となり、時間と人員の削減及び安全性の向上を実感しました。これからも建設業界の進化に期待したいと思います。
掲載月:2020年8月