監理技術者 樺島大輔さん
(左)現場代理人 木原栄二さん (右)久間玲賜さん
創立 昭和29年1月 我社は現在の環境に満足することなく、 常に前向きの精神に徹し、 明るい未来を築く事ことに、努力する。
■■現場詳細■■ 筑後川水系河川整備計画(変更)は、河川整備基本方針に沿って、今後概ね20年かけて実施する具体的な工事や維持管理について定めるものです。地域のみなさんからいただく意見を大切にしながら策定しています。 【施工土量】盛土 9,000m³ 法面整形 1,000m² 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ/ドローン測量 【ICT建機】 PC200i/D37PXi/転圧管理システム ■■導入経緯■■ 堤工業(株) 現場代理人 木原栄二さん 当社では、ICT技術の活用に適した現場には、ICT建機を積極的に導入していこうという意欲的な雰囲気です。また、20代前半の若手従業員が仲間入りし、新技術の取り込みを社内全体で前向きに考えています。今回は、以前別の現場でスマートコンストラクションを導入した担当者から紹介を受けたことがきっかけで、これまでに培ってきた信頼関係と施工精度の高さが決め手となり、導入を決めました。
■■導入効果■■ 堤工業(株) 現場代理人 木原栄二さん ICT建機を導入するまでは、ICT施工に対して面倒なイメージがあり、不安もありました。しかし、いざ施工を始めると、通常では狭い間隔で更に糸を張ったりと手間のかかる丁張り設置の作業が、ICT建機内のモニタ画面に表示される3次元設計データを見ながら施工することで、要所ごとの少ない丁張りだけで済みました。その結果、丁張り設置の工数が半分程削減できました。施工を担当した熟練オペレータは特にICTブルドーザが気に入ったようで、難しく気を遣うブレード操作でも高さを自動制御してくれ、仕上りも綺麗だということに感動していました。また、転圧管理システムを導入したことで、出来形管理・品質管理資料作成の手間を8割程度削減できたと体感しています。ICT建機の導入により、施工だけではなく現場全体の作業効率が向上しました。条件の合う現場にICT建機は必須だと改めて実感したので、今後も積極的に導入していきたいです。
掲載月:2021年12月