開発企画・ICT事業部 取締役部長 山本雅さん
社是 誠実・和合・創造 北海道赤平市の地域密着企業で2016年で創業63周年を迎える。 レーザースキャナも自社で保有しICT技術に精通している。
「植村建設(株)様はとてもICT技術に詳しいんです。」と担当営業は教えてくれた。今回の現場は、北海道石狩郡新篠津村にある河道掘削工事の現場。施工する植村建設(株)の取締役部長 山本雅さんに導入の経緯を聞いた。「ICT建機の導入は今回で3現場目となります。以前使用したときは、現場の状況や条件によってICT建機の性能を充分に発揮出来きていない場面もありました。今回の現場は国交省北海道開発局のICT活用工事として進めるにあたり、最大限の性能を発揮させたいとの思いで導入を決めました。」と話した。導入が3回目ということで、導入を検討している方へのアドバイスを聞いた。「ICT建機の持つ機能の活用や稼働率を高めるために、何の作業が最も適しているのかを考え、100%の性能を発揮出来るように工夫が必要ですね。」と笑顔で教えてくれた。
実際に使用したICT建機の感想を山本部長に聞いた。「現場の設計変更時、3次元データの変更からICT油圧ショベルまでの転送が数時間でできるし、丁張レスですぐに施工が開始できるからロスタイムも無いね。仕上がりが綺麗でICT建機導入のメリットは大きい!」と話した。「何度使っても精度の高さには驚かされるよ。今回の現場は水を多く含む粘土質でしたが、一回でICT建機は高精度に仕上げてくれるので効率が格段に上がりました。定期的にレーザースキャナーで計測してヒートマップにより確認したけど全てが50%以内だった時は感動です。」とも山本部長は教えてくれた。最後に「次の現場ではICT油圧ショベルに装着されているステレオカメラと保有しているレーザースキャナを一緒に活用してみたいね。」と話した。今回の現場はまだ完工していないがICT建機はほぼ毎日稼働しているそうだ。
掲載月:2016年12月