中島翔太さん
地域社会との共感 顧客や地域社会からの 信頼を第一義に考え、 高い品質のものづくりに徹し 地域社会に貢献し期待に応え、 信頼して頂くことで 持続的に発展し続け 自然災害に強い企業を目指す
■■現場詳細■■ 茨城県常総市 洪水対策として調整池を地増する工事 【施工土量】掘削工 約15,000m³ 法面工 約3,800m² 【ICT建機】 PC200i/PC200レトロフィット機 ■■導入経緯■■ (株)川田建材工業 中島翔太さん 本工事は法面整形工の面積が広い現場なので、丁張りを打つ作業の工数が多く、建機で法面整形を行う際に必要な補助員の数も多くなります。そのため、法面整形工に費やす工数の削減や、適切な人員配置が最重要となります。そこで、ICT建機を活用することで、丁張りの数を削減できたり、限られた人員をより適切に配置できたりと、従来工法よりも生産性の高い現場にできるのではと考え、スマートコンストラクションの導入を決めました。同時に、担当営業からレトロフィット機の案内があり、粗掘削に使用できそうだと思い、同じく導入を決定しました。
■■導入効果■■ (株)川田建材工業 中島翔太さん 元々は導入を予定していなかったレトロフィット機ですが、今回、大いに活躍したと手応えを感じています。当初は、従来どおりに丁張りを設置し、一般機の油圧ショベルで粗掘削を行い、PC200iで仕上げ面の整形を行う予定でした。実際には、レトロフィット機にて粗掘削をし、その後を追いかけるようにPC200iで仕上げ面の整形を行いました。従来では施工面を点検・確認するために必要だった丁張りや補助作業員ですが、今回はそれらが一切無くても、レトロフィット機のマシンガイダンス機能やPC200iのマシンコントロール機能のおかげで、施工面の高さが明確な状態で作業ができ、施工進捗が30%程伸びました。また、ペイロードメータ機能も活用し、粗掘削からダンプへの積み込みも同時に行いました。重量精度は5%以内に収まっていて、過積載防止にも大活躍してくれました。今後もICT活用工事のみならず、現場の生産性向上が見込めそうな様々な工事でスマートコンストラクションを積極的に活用しようと考えています。
掲載月:2021年10月