統括部長 金井俊行さん
1985年 創業 安全(Safety) 誠実(Sincerity) 確実(Sure) 3Sを社内行動規範として 社員・協力業者が 高品質・高規格の施工に 取組んでいます
■■現場詳細■■ 静岡県磐田市岩井 太田川広域河川改修工事 堤防を保護するための舗装工事 【施工範囲】延長1,600m 【施工土量】切土1,300m³ 下層路盤5,900m² 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】PC78USi GD405(ICT施工機器装着車) ■■導入経緯■■ 壬生産業(株) 統括部長 金井俊行さん これまで河道掘削工でICT施工を2現場行っていて、ICT建機の活用で作業の効率が上がるなど、有効性は十分に理解していました。今回の現場では施工延長が1,600mあり、作業効率を考えるとICT施工しかないと思い、スマートコンストラクションの担当営業に相談したところICTグレーダによる施工を勧められました。グレーダでのICT施工は初めてだったことや、下層路盤工では高い精度が求められることから正直不安な気持ちもありましたが、グレーダの精度に期待を持っていたことと、自動追尾型トータルステーションと3次元施工データ作成ソフトを購入したばかりだったので、今後内製化を進めていく上でいいチャンスだと思い導入することに決めました。
■■導入効果■■ 壬生産業(株) 統括部長 金井俊行さん ICTグレーダは建機内のモニタ上に高さや勾配など様々な情報が表示されていて、複雑な操作がなくブレードが自動制御してくれるので経験年数が浅いオペレータでも簡単に操作でき、着座姿勢で操作できるため体への負担が大幅に軽減されました。任意の数値を入力できるオフセット機能を使って締固めによる沈下量を想定しながら施工できるため、検測なしで手間がかからないことが非常に有難かったです。また、建機付近の作業員を削減できたことでオペレータが周りを確認する作業も省けるので疲労感もなく、更にバックカメラが付いていて、とても見やすかったです。実際現場で作業していたのはグレーダとローラーのオペレータ2人だけで、人件費もかなり削減されました。心配していた精度ですが、トータルステーションで仕上げ面を測ってみましたが、ほぼ誤差なく自分が作成したデータ通りに仕上がっていて、精度の高さや仕上げ面の綺麗さに驚きました。図面さえ作成してしまえばスピーディーに施工ができ、省けた時間を他の作業に充てられ効率よく働けます。人が少ない中で、誰でも仕事ができるよう今後更に内製化を進め、ICT活用に積極的に取り組んでいきたいと思います。
掲載月:2021年9月