現場代理人 監理技術者 矢本崇さん
オペレータ 木村昌輝さん
1960年 創業 当社は創業以来、地域社会への貢献を社是とし、総合建設会社として着実に歩んでまいりました。今後も長年培ってきた経験と技術力を活かして、地域社会の要望に応え、地元地域に貢献できる企業でありたいと考えています。
■■現場詳細■■ 宮城県 牡鹿郡女川町 寺間復興道路工事 避難道路を兼ねた、離島の生活道路を改良し拡幅する工事 【施工土量】盛土3,000m³ 切土10,000m³ 【ソリューション】 SMART CONSTRUCTION Retrofit ■■導入経緯■■ 佐藤工業(株) 現場代理人 監理技術者 矢本崇さん 2019年度に同じ現場でICT建機のPC200i-11型マシンコントロール油圧ショベルを導入していて、高効率、安全、高精度の施工を実感しました。マシンコントロール機は、設計データに合わせて動作を制御するため、経験の少ないオペレータにとって非常に効果的だと感じていました。今回の現場は熟練のオペレータによる施工で、その経験と技術を活かすため設計情報を見ながら自分の感覚で操作することができるレトロフィットキットの導入を決めました。
■■導入効果■■ 佐藤工業(株) オペレータ 木村昌輝さん 今回の現場は、土の質や作業動線など様々な要素を加味する必要があり、マシンコントロール機で対応するのが困難な場合がありました。マシンガイダンスは自動制御ではなく、作業補助のため、現場条件の変化に柔軟に対応できました。日頃から操作に慣れている通常機と同様に扱えるため、精神的にも肉体的にも負担を軽減できました。 佐藤工業(株) 現場代理人 監理技術者 矢本崇さん オペレータが自分の感覚で操作することのできるマシンガイダンスは、マシンコントロール機を敬遠していた熟練オペレータにも扱いやすいと感じました。また、オペレータの経験や技術とマシンガイダンスを融合させるため、熟練オペレータほど作業の効率化や精度・出来栄えの向上を実現できるシステムでした。少子高齢化による人材不足が顕在化している中、経験の浅いオペレータを配置する場合はマシンコントロールを、熟練のオペレータは技術を最大限活かせるマシンガイダンスと、各現場状況に応じて導入する選択肢が広がりました。
掲載月:2021年9月