工事部 部長 髙岡健治さん
平成2年12月設立 「日本マラソンの父」と称される 金栗四三の出身地である熊本県玉名郡和水町に拠点を置く建設会社です。 地球環境の保全とその継承の重要性を認識し、建設業としての事業活動を通して、 環境負荷の低減、持続可能な循環型社会の構築に貢献します。
■■現場詳細■■ 熊本県玉名郡和水町 令和2年度 和水町総合グラウンド整備工事 既存のグラウンドを広くする拡張工事 【施工距離】1,845m 【ICT建機】PC78USi ■■導入経緯■■ (株)髙岡建設 工事部 部長 髙岡健治さん 当社は5年程前からICT活用工事に取り組んでいますが、これまでに施工した5現場では全て3次元設計データを使用してきました。今回のグラウンド整備工事では、3次元設計データを作成せずに従来施工で実施しようと考えていましたが、担当営業より3次元設計データを使用しなくても構造物の床掘が可能になる、クイックスマートコンストラクションの提案がありました。提案を聞き大体のイメージが湧きましたが、コマツIoTセンタ 九州で実際にクイックスマートコンストラクションを体験してみて、当現場での生産性向上に繋がることを確信し導入を即決しました。
■■導入効果■■ (株)髙岡建設 工事部 部長 髙岡健治さん PC78USiの導入で、1ヶ月の工程を予定していた約2kmの暗渠工が2週間で終わり、施工スピードがかなり早く驚きました!今回の現場は地面からの高さが全て異なり、従来では通りをスプレーで引き、片側から方向を見てレーダーを据え、書いてある勾配に合わせてミリ単位で掘削作業を行う必要がありました。これでも水糸を張る施工方法に比べると十分早いのですが、クイックスマートコンストラクションは圧倒的に施工スピードが早かったです。ICT建機内のモニタ画面に平面図が表示されているので丁張りが削減でき、マシンコントロールの機能によりオフセットをかけた掘削深さでバケットが止まるので、床掘の作業に最適でオペレータも楽しそうに施工していました。丁張り設置と手元作業の2人の人手が不要になり、人件費の削減とともに建機との接触リスクも激減し安全な施工ができました。暗渠工は時間がかかるので、グラウンド整備工程を基面整形後に1ヶ月程余裕をみていましたが、2週間で終わったので今までこんなに早いのは見たことが無い!と驚いていました。受注者も喜んでいて、当社も次の仕事に繋がりました。
掲載月:2021年8月