専務取締役 安藤健一さん
1969年 創業 【街を造る、街を守る 地域に必要な企業を目指して】 当社は社是に「誠意」・「努力」・「挑戦」を掲げ”信頼”できる街造りを目指しています。常に柔軟な発想で、最新技術の導入、環境への配慮を行い地域社会の発展に貢献し続けます。
■■現場詳細■■ 複合施設建設工事 建物の基礎を作成するために地面を掘削する工事 【施工土量】切土 3,000m³ 【ICT建機】PC200i 【ソリューション】 クイックスマートコンストラクション ■■導入経緯■■ 安藤建設工業(株) 専務取締役 安藤健一さん 当社では、以前から最新技術の導入に取り組んできました。千葉県の幕張メッセで開催されたIoT技術見学会にも参加し、今後建設業は無人化施工など、益々技術が進化していくと感じました。また、人員不足の中、最新技術の導入によって生産性を向上することは必要不可欠だと思います。現在は、約15現場でコマツのICT建機を導入し、いずれも建築現場の基礎掘削に使用していて、ICT施工の安全性、施工の精度、工期短縮、コスト削減の効果を実感しています。今回の工事は3,000m³の掘削で施工期間も限られており、工程管理が非常に重要な現場でした。 そのため、ICT施工での効率の良い施工を期待して導入しました。
■■導入効果■■ 安藤建設工業(株) 専務取締役 安藤健一さん 今までICT建機を導入した現場では、平均して工期は約3割減、人工は約半分で施工することができていました。今回の現場も同様で、タイトな工期でしたが、早く、安全に、効率良く工事を完了することができました。もし今回の現場を従来の施工で行った場合、掘削するたびに手元作業員による掘削深さの確認や指示を行う必要があり、次の工程までにタイムロスが生まれてしまいます。導入したクイックスマートコンストラクションでは、掘削する範囲と深さがモニタに表示されるため、オペレータが一人で作業することができます。そのため、ICT建機で掘削しながら、他の建機が土砂の積込みをすることが可能となり、施工が非常にスムーズになりました。 また、建築工事は高い施工精度が求められます。今回は基礎掘削の土工事ではありますが、誤差の少ない正確な精度で仕上げることができて満足しています。今後も、当社の施工には、ICT施工をはじめとする新技術の導入は欠かせないものだと強く感じています。
掲載月:2021年8月