取締役総務部長 和泉貴信さん
工事部課長 出尾真一さん
一般土木工事、セメント原料販売、構内作業の三本柱を主体とし、経営資源を有効かつ合理的に活用し、安全・確実・迅速・丁寧をモットーに全従業員一丸となって堅実な発展を目指す。
今回の現場は、山口県熊毛郡田布施町メガソーラ建設に伴う50,000㎡の造成工事。施工するのは、周南市に拠点を置く、和泉産業(株)様。今回の現場で3度目のスマートコンストラクション導入だそうだ。取締役総務部長の和泉貴信さんにスマートコンストラクションについて聞いた。「初めて導入した現場もメガソーラの造成工事でした。工期が短い現場だったので不安を感じながらも従来のブルドーザで工事の段取りしていたところ、担当営業よりスマートコンストラクションの話を聞き、新技術導入の効果には半信半疑でしたが工期の短縮になればと思い導入を決断しました。実際使ってみると、不安はすぐに無くなり、工期も大幅に短縮出来ました。」と教えてくれた。「『造成工事にはスマートコンストラクションだね』と評価を頂き、スマートコンストラクションのファンになって頂けました。」と担当営業は話した。
「スマートコンストラクションを知るまでは、丁張設置作業に、人と時間が掛かって大変だった。広い現場だと最低2人は丁張作業の為に現場に張付かなければならなかったよ。」と教えてくれたのは工事部課長の出尾真一さん。今回の現場でのスマートコンストラクションの感想を出尾課長に聞いた。「丁張が不要となったことで人を他の作業や現場に回せるようになったよ。またICTブルドーザでは施工データに沿ってブレードが自動で動いてくれることに感動するね。ベテランオペレータでも難しいブレードの細かい操作が不要になったし、施工状況を確認する為のキャビンの乗り降りも無くなったから体への負担も軽減されたよ。」と話した。最後に「未来の現場はICT施工が主流となるでしょう。導入を悩んでいる方には、一度使ってみてICT施工による効果を評価されるのがいいと思いますよ。」とも教えてくれた。
掲載月:2016年11月