課長 髙山繁実さん
設立 1954年 地域と共に新しい時代へ 2020年世界を襲ったコロナ禍を乗り越え、強靭な国土づくり、災害に強い地域の創造に尽力して参ります。
■■現場詳細■■ 北海道 古丹別川大規模特定河川工事 洪水による災害の発生防止と軽減を目的とした工事 【施工土量】11,600m³ 【ICT建機】PC200i 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ペイロードメータ ■■導入経緯■■ 萌州建設(株) 課長 髙山繁実さん ICTの活用が促進されている中、当社も前向きに取り組んでいこうと方針として決定し、今回の現場がICT活用工事に初めて取組むには最適と判断しました。打ち合わせの中でスマートコンストラクションについて話を聞き、i-Constructionに準拠していて全工程の管理ができ、サポート体制もしっかりしていると感じたので導入を決めました。ICT建機を使用することで、作業工数や作業人員の削減にどのような変化が出るのかも実測したいと考えていました。
■■導入効果■■ 萌州建設(株) 課長 髙山繁実さん ICT建機の導入によって測量にかかる作業人員が半分になり、従来では約2日間かかっていた測量が、ドローン測量を用いることで半日で終わりました。当初は本当に丁張りがいらないのか不安で、実際に使用してみるまで半信半疑でしたが、丁張りがなくても高精度の施工が実現しました。機械を動かすための丁張りが現場に無いので、建設現場の考えが変わりました。特にカーブ部分の施工は測量するのも施工するのも手間と時間がかかるので、仕事量が圧倒的に減り感動的でした。また、手元作業員が不要なことで機械と作業員の接触リスクを防ぐことができました。日々行う朝礼はもちろん社内でも安全には対して常に呼びかけをしていますし、もっとも重要なことと考えていますので、ICT建機を導入することで労働災害リスクへの対策となり、安全面でも安心だと感じました。今後の建設現場に更なる期待ができた体験でしたので、今後もICT活用工事へ前向きに取組んでいきたいと思っています。
掲載月:2021年6月