部長 沼尾広幸さん
設立 1978年 地域とともに、人と寄り添い、 明日の街づくりに貢献します。
■■現場詳細■■ 茨城県猿島郡 首都圏氾濫地域堤防強化対策に伴い江戸川右岸部の堤防強化のため、川裏の基盤整備および下段盛土を行う工事。 【施工土量】掘削28,000m³ 【ICT建機】 D65PXi/D61PXi/PC200i/転圧システム 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ドローン測量 ■■導入経緯■■ (株)岡本組 部長 沼尾広幸さん この現場は、施工者希望型のICT活用工事です。ICT活用工事へスマートコンストラクションを導入するのは2回目になります。今回スマートコンストラクションに期待していたのは、施工履歴データを用いた土量管理です。今回の現場は2工区に分割されており、同時施工をした際に手間なく土量を把握・管理することで、作業員の工数削減が実現できるのではないかと考えました。
■■導入効果■■ (株)岡本組 部長 沼尾広幸さん 当該工事は、施工中に施工範囲の変更が何度か発生しました。これまでの従来施工の流れでは、設計変更が発生するたびに、現場代理人が手作業によって図面修正や土量再計算を行い、その結果を膨大な書類に纏め、発注者へ提出するという作業が発生します。その作業が完了するまでには10日間前後掛かることもありました。今回、スマートコンストラクションを導入した結果、起工測量で取得した点群データや3次元設計データを用いることで、図面変更も土量再計算も1~2日間程で完了し、煩わしい書類作成も最低限の枚数に抑えることができました。 また、法面整形工ではPC200iを使用することで、高さ確認のためにオペレータが機械から都度降りるという必要も無くなり、安全でスマートな施工を進めることができました。工期については、スマートコンストラクションアプリを活用したことにより、当初の計画通りに遅れることなく進めることができ、余裕を持った施工を実現することができました。
掲載月:2021年6月