常務取締役 廣池裕二さん
(右)監理技術者 清水尚さん (左) (有)新和土建 近藤啓光さん
昭和49年 設立 三重県四日市市に所在 挑戦をカタチにする技術 創業以来、土木事業をグループの 根幹事業として活動しています。 環境だけでなく近隣住民への 配慮を怠らず、地域の人々の安心で 快適な生活を支えるため、 新しい技術の導入などを行い、 日々精進しています。
■■現場詳細■■ 三重県四日市市 二級河川三滝川河川改修工事 護岸の洪水対策のため堤防を補強する工事 【施工範囲】260m 【施工土量】盛土1,100m³ 切土 5,200m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ドローン測量 SMART CONSTRUCTION Fleet ■■導入経緯■■ (株)サンエイ工務店 常務取締役 廣池裕二さん 監理技術者 清水尚さん 会社として四日市北部を中心に施工を行う中、情報化施工には特に積極的に取り組んできました。施工実績として、ICTグレーダやICTブルドーザを活用した経験があり、ICT施工の利点を前向きに捉えていました。昨年度、同現場の右岸側をICTで施工し、今回の現場である左岸側でも使用したいと考えていたことや、令和2年9月より県として、作業土工(掘削・床掘・法面整形)へのICT活用の拡大があり、現場ですぐに活用できると考え導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)サンエイ工務店 清水尚さん (有)新和土建 近藤啓光さん ⅠCT建機の導入で、監督やオペレータが掘削位置と高さを現場や事務所からすぐに確認できるので現場環境が大きく変化しました。ICT建機にインプットされている施工用データとスマートコンストラクションアプリにインプットされたデータがリンクしているため、データの変更が発生した場合も作業手戻りが無く、順調に進みました。また、丁張り作業が不要になったことで、切盛土量の過不足による無駄や作業ミスが無くなり、施工進捗も従来に比べて50%以上早くなり、安全性も向上したと実感しています。更に5~7%の縦断勾配でも床掘ができるのは、ICT建機ならではの特徴で1台2役とは言わずも期待以上の効果を発揮してくれました。今後は、女性にもICT建機の操作を挑戦して欲しいと感じます。経験年数にとらわれず施工可能なので、女性ならではの繊細さや気遣いを強みに、建設業の可能性が広がることにも期待しています。
掲載月:2021年6月