係長 日野和義さん
1984年 創業 常に現状に甘んじることなく、より良い品質の製品を提供し続けることによって、発注者の満足を得るとともに、個々の技術力を高めます。 そのため、継続的に改善を図り地域に密着した建設業を目指します。
■■現場詳細■■ 宮城県石巻市 現在施工中のかさ上げ堤防へ繋げる道路工事 【施工範囲】延長200m 幅員6m 【施工土量】盛土300m³ 【ICT建機】 マシンコントロールグレーダ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ (株)マルテック 係長 日野和義さん 当社は以前より、ICT活用工事は今後増加してくると考えており、現場へのICT建機の導入を考えていました。今回の現場は、かさ上げ工事をしている堤防へ繋げる道路を作るための延長200mの下層路盤工でしたので、高い精度が求められていました。入札前から担当営業に相談に乗ってもらっていて、マシンコントロールグレーダの精度に期待を持っていたため導入を決めました。また、施工が開始してからも不安なことがあればすぐ対応してもらえると感じたことも導入の決め手となりました。
■■導入効果■■ (株)マルテック 係長 日野和義さん 今回の現場は始点から終点にかけて勾配が複雑に変化しており、従来では特にカーブの部分の施工はオペレータの技術に左右されるため難しい施工でした。マシンコントロールグレーダを導入することで、今まで丁張りを掛けて行っていた「点」の管理から3次元データでの「面」の管理になり、施工箇所全体の精度を確保することができました。仕上がりの検査では、誤差わずか6.6mmという高い精度に大変驚きました。また、面全体の精度が向上し、厚さが一定になるので、次の舗装工事では合材などの資材が余る心配がなく、コストの削減にもつながると感じました。精度の高さや仕上がりのきれいさだけでなく、丁張りの設置や手元作業員の配置が必要なくなったことにより、施工の効率性と安全性が向上しました。今回の導入で様々なメリットを感じることができたので、これからも積極的にICT活用工事を進めていきたいと考えています。
掲載月:2021年6月