現場担当者 河原友海さん
創業 1989(平成元)年 創業以来、 まちの発展に貢献しながら、 地元自治体と災害協定を結ぶなど 地域密企業として 歩んで参りました。
■■現場詳細■■ 神奈川県 愛甲郡 一級河川 相模川の大雨による河床洗堀の復旧工事 【施工土量】押土 48,075m³ 掘削 57,075m³ 【ICT建機】D65PXi/D61PXi 【ソリューション】 ドローン測量 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 木下建設(株) 現場担当者 河原友海さん 別の現場で稼働しているICT建機を見たことがきっかけで、以前より現場代理人がICT建機に興味を持っていて、私自身もICT建機での管理に興味がありました。また、本現場は他の現場と同時進行だったことや、年度末の施工だったこともあって協力業者からも人員を集められず、人手不足の中進める必要があったことから、ICT建機の導入による人員削減の効果を実務を通して体感してみようと思い、スマートコンストラクションの導入を決定しました。コマツのサポート体制がしっかりしていて、安心して施工を進められると思ったことも導入の決め手となりました。
■■導入効果■■ 木下建設(株) 現場担当者 河原友海さん 本現場で従来施工を行う場合、丁張りは各測点に4本ずつ、合計64本必要となり、設置に5日程かかります。ただし、丁張りは一度かけて終わりではなく、施工中に倒壊してしまうため何度も測量と位置出しをやり直さなければならず、その度に非常に工数がかかります。今回はICT建機の導入によって丁張り無しでの施工が実現し、手元作業員が不要となったことで安全性の向上と、人員・工数の削減につながりました。また、日々の進捗を管理できるスマートコンストラクションアプリが大変便利でした。今回は施工箇所が水中のため、従来施工の場合は進捗把握が非常に難しく、丁張りがある箇所は仕上げられて、他は曖昧になってしまうことが多いです。ところが、スマートコンストラクションアプリでは施工した箇所の色が変わることで進捗把握や仕上がり済みの箇所の特定が容易になり、水中で見えない箇所でも正確に施工ができました。アプリ画面に表示される作業進捗を毎日プリントアウトし、現場作業員との情報共有に活用したところ、色が塗られていくのが楽しいと感じる作業員もおり、モチベーションアップにもつながりました。
掲載月:2021年6月