道南営業所 吉野晟矢さん
設立 1930年 発想・挑戦・実行で、 時代に選ばれる企業へ。 新時代の道づくりへ。 スポーツ施設分野の発展へ。 強みを、推進力へ。
■■現場詳細■■ 北海道 堀株川改修工事2工区 川の管理用道路を造る工事 【施工範囲】 1,983.4m 【ICT建機】 GD405 (ICT施工機器装着車) ■■導入経緯■■ 東亜道路工業(株) 道南営業所 吉野晟矢さん 社内の取組みとして、ICT施工に積極的にチャレンジし実例を増やそうと進めていて、ICTグレーダを使用するのは今回で2回目です。昨年の夏にコマツのICTグレーダの話を聞きいち早く導入しようと思い、同現場を受注した際チャレンジすることにしました。今回の現場は夏場の続きとなり、1回目に導入した経験を活かして継続してICTグレーダを使用しようと思っていたので、導入に迷いはありませんでした。初めて使用した時に実感したように、今回も丁張りが必要なくなることで作業工数と作業人員どちらも削減できることに期待し、さらに、機械のまわりの人員が減らせることで安全性の向上にも期待していました。
■■導入効果■■ 東亜道路工業(株) 道南営業所 吉野晟矢さん 従来施工では、丁張りを掛け、手元作業員とオペレータが顔を見合わせ「高さは?」と声を掛け合い、目視確認をしながら施工を進めていましたが、ICT施工では建機内のモニタ上に高さや勾配などの様々な情報がわかりやすく表示されていて、とても楽になりました。オペレータの複雑な操作なしでブレードを自動制御してくれるので、手戻り作業が少なく、グレーダが施工箇所を行き来する回数も最小限で済み、効率化することができました。また、高さをあたるのに2人~3人は最低でも必要だった従来施工とは違い、省人化にも繋がりました。建機付近の作業員を削減できたことで接触リスクが減り、安全性の向上に繋がり、導入のメリットが感じられました。ICT建機は、複数回使用することで、現場の活用性をより見出せると思っているので、今後の導入も前向きに考え、実例を増やしていこうと考えています。
掲載月:2021年5月