工事副部長 真木要さん
深津晃貴さん
1962年 設立 2022年(令和4年)に 60周年を迎えるにあたり、 総合緑化サービスを主体として、 緑化業界をリードしていくような 更なる躍進と事業展開をしていきます。
■■現場詳細■■ 東京都 北区 住宅跡地に公園を再整備するため、埋設されている旧建築物の支持杭を地面から撤去する工事 【施工範囲】造成5,000m² 【施工土量】切土2,500m³ 【ICT建機】PC128USi ■■導入経緯■■ 日産緑化(株) 工事副部長 真木要さん 弊社はICT建機の導入経験はありませんでしたが、以前からコマツ以外の会社のマシンコントロール機の試乗会や見学会への参加経験があり、どのような機械かは凡そ把握していました。しかし、私の担当現場では土量不足などの理由のため、マシンコントロール機を導入する機会がありませんでした。 今回は現場を落札したところで、ちょうど担当営業からICT建機についての説明を受け、現場にはそれなりに土量があることや工期が長いこともあり、一度試しに導入してみることにしました。
■■導入効果■■ 日産緑化(株) 工事副部長 真木要さん この現場は、平面図の杭の位置情報を基に、地中の杭の位置を割り出して掘り返し、撤去する工事です。従来施工の場合、丁張りをかけながら進めるために手元作業員が最低でも2名必要になります。今回は、ICT建機に平面図のデータを読み込んで建機内のモニタに表示させることで、丁張り無しでも杭の位置を知ることができました。丁張りをかける手間やかけている間の待ち時間が無くなったこと、丁張りの位置や破損、周囲の作業員の有無などを気にしながら掘る必要が無くなったことで、オペレータ1名だけでもストレスフリーでどんどん施工を進めることができました。モニタに表示された杭の真上で掘ると、バケットの中心と杭の中心がぴったり重なる程精度が高く、直感的に作業を進められました。 日産緑化(株)深津晃貴さん 従来施工の場合、1日に抜ける杭の本数は20本程度となりますが、今回は1日60本程の杭を抜くことができて、従来の3倍の施工スピードが実現できました。今度はブルドーザなど、別のICT建機も使用して良さを実感してみたいです。
掲載月:2021年5月