現場代理人 久留須駿治さん
設立 昭和38年 地域と共に創業55年 「すべては、ありがとうと言う名の 花束の為に」
■■現場詳細■■ 鹿児島県霧島市隼人町西光寺 国道504号線新設道路の切土作業工事 【施工土量】 掘削 37,000m³ 法面整形 1,750m² 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ドローン測量 【ICT建機】PC200i ■■導入経緯■■ 末重建設(株) 現場代理人 久留須駿治さん 当社でも以前よりICT活用工事の話が出ていました。今回の現場は土量が多く、急斜面で直高30m~40mくらいの崖になっていて、伐採ができない状態で起工測量をしなければいけなかったので、従来の測量ではリスク要因も多く、かなりの工数がかかることが予想されたため、担当営業に相談しました。そこで、レーザー搭載型ドローンなら木があっても地盤まで測量できるということと、従来では手計算で行っていた現場の管理作業が、スマートコンストラクションアプリではその日の施工量を把握でき、施工箇所が横断図に反映される機能などがあると聞き、工数削減に繋がると思い、導入を決めました。
■■導入効果■■ 末重建設(株) 現場代理人 久留須駿治さん 従来の起工測量では、横断も1本1本とる必要があり工数がかかりますが、レーザー搭載型ドローンで測量した3次元計測データは、短時間で且つ地盤までしっかり測れていて、1週間程度の工程短縮と安全作業に繋がりました。また小段が6段あり、従来では丁張りが200本ほど必要ですが、丁張りを削減できたことで、付随する計算書作成などの工数も省けて残業時間が減少しました。施工を担当したベテランオペレータは、最初に確認用の丁張りでバケット刃先が3次元設計データ通りに止まることを確認できたので、それ以降は丁張りレスで施工し、地山の法切り作業は、従来では切り出し位置の確認が大変ですが、ICT建機の施工面延長機能を活用すれば、切り出し位置の確認をせずに施工できて助かったと話していました。また、スマートコンストラクションアプリでは、設計変更があった際にも、パソコン上で3次元設計データを見ながら発注者との協議ができるので、とても便利でした。生産性の向上で働き方改革に繋がるICT活用工事を、今後も積極的に導入していきたいです。
掲載月:2021年3月