土木部 森静さん
オペレータ 星信さん
東北土木(株)と入谷建設工業(株)が 平成27年に統合 誠実な心と自由な発想を原動力に 建設(土木、舗装、建築etc.)を通して お客様の心豊かで安心な生活の お手伝いを提供します
■■現場詳細■■ 福島県河沼郡会津坂下町 河川海岸改良(改良)工事(河道掘削) 河道に溜まった土砂を掘削して河川の流れをスムーズにして洪水を防ぐ工事 【施工延長】400m 【施工土量】掘削4,300m³ 残土搬出8,250m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ (株)東北入谷まちづくり建設 土木部 森静さん 今回、初めてのICT活用工事で、不安も多かったのですが、以前より会社全体でICT施工への関心があり、対応できる現場があれば挑戦しようと思っていました。施工予定であった、舗装工事や河道掘削工事の中のどのような現場にICT建機を導入するのが良いか、担当営業と相談を重ね、施工範囲や規模、衛星情報の取得状況を考慮し、当現場でのICT施工ができると聞き導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)東北入谷まちづくり建設 オペレータ 星信さん ICT建機の導入により、丁張りなしで整地作業ができ、キャビン内のモニタ画面に3次元設計データや設計面までの高さが表示されるので、乗り降りして高さ確認をすることがなくとても楽でした。モニタ画面で施工前は範囲が赤色に表示されているところを緑色になるように、モニタ画面を見ながら進捗具合を確認できるので、スムーズに作業を進めることができました。ICT建機の導入によって、丁張り作業と手元作業員が不要となることで人力作業を減らすことができ、経費削減にも繋がりました。この現場では、曇りの日や場所によって衛星情報の取得が一時的に悪くなってしまい、マシンコントロール機能が使えずにマニュアルでの操作となった時もありましたが、大半は掘り過ぎの心配をすることもなくスムーズに施工を進めていくことができました。オペレータの負担は、ICT建機によって大幅に軽減すると思います。今後もICT建機のさらなる進化に期待をしています。
掲載月:2021年3月