工事所長 小林忠生さん
千葉県松戸市の総合建設会社。1978年の創立以来、千葉県東葛地区を基盤に地域の発展に貢献している。労働力と安全性を確保しながら時代に即する技術力を発揮している。
今回の現場は、千葉県袖ヶ浦市の工業団地の造成工事。施工するのは松戸市に拠点を置く(株)岡本組様。担当営業に導入した経緯を聞いた。「今回は約70,000㎡の広大な現場でしたので、ドローン測量、ICT建機はD61PXiとPC200i、そして転圧管理までの流れをお話しし、従来の施工と比べて頂くのに最適な現場ではないかとお勧めしました。以前よりICT建機に興味を持って頂いた為、導入を決めて頂きました。」と話した。また、経費削減も導入の決め手となったと工事所長の小林忠生さんは教えてくれた。「本社がある松戸市から現場の袖ケ浦市は距離があり、現場に行く人が増えるほど、交通費や宿泊費が掛かる現場でした。スマートコンストラクションを導入することにより、少人数で管理が出来ると思い決めました。」と話した。
「雨で現場が崩れても、手間がかからず進められたよ。」と導入した感想を小林工事所長は教えてくれた。今回現場は幾度も大雨に見舞われ、その度にやり直しを余儀なくされたが、ICT建機に設計図面データがインプットされているため、現場が大きく崩れても測量し丁張を設置するという手間が必要なく施工を進められたという。 60代のベテランオペレータは「ICT建機導入当初はタッチパネルの操作に慣れず少し戸惑いがあったが、自動制御してくれるから、とにかく便利。建機と作業員の接触事故や、設計面を掘り込む心配がないから安心して作業が進む。すべての現場にコマツのICT建機が導入されるといいね。」と教えてくれた。小林工事所長に今度導入を考える方へアドバイスを頂いた「便利なものです。気後れせずにとにかく使ってみることです。」と笑顔で話した。この現場はまだ施工途中であり、小林工事所長は従来の施工との比較の結果が楽しみだそうだ。
掲載月:2016年10月