工事部 次長 菅野誓二さん
設立 1973年 地域の生活を支える企業を目指して。 北海道開発局i-Con奨励賞2020 受賞
■■現場詳細■■ 北海道 鵡川改修工事の内 生田桜岡樋門上流河道掘削外工事 河道断面の確保を目的とした河道掘削工事 【施工距離】291m 【施工土量】掘削26,900m³ 【ソリューション】 3次元測量 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】PC200i ■■導入経緯■■ (株)丸博野沢組 工事部 次長 菅野誓二さん 当社では、ICT施工の必要性を感じ、数年前からICT活用工事に積極的に取り組んでいましたので、すでに3次元測量やICT建機の良さは実感していました。今回も、ドローンを用いた3次元測量により施工開始までの日数が短縮すること、またICT建機の導入によって丁張りが不要となり作業効率が向上することを期待し、スマートコンストラクションの導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)丸博野沢組 工事部 次長 菅野誓二さん 今回、ドローンを用いた3次元測量を行い、従来の測量と比べ、測量に必要な作業員や測量実施日数、書類整理日数の短縮となり、効率良く施工開始までの工程を進めることができました。ICT建機の導入でも同様に、丁張りの手間が省け、ここでも工期短縮に繋がりました。今回の現場には、水中の不可視部分の作業があり、従来では手元作業員や出来形管理要員が必要でしたが、ICT建機を使用することで不要となり、建機と人との近接作業が少なくなったため、安全性が向上しました。また、バケット刃先が設計面に達すると作業機が自動で停止するので、過不足なく掘削作業を行うことができ、品質向上にも繋がりました。建機の稼働状況だけじゃなく、燃費やCO2排出量も確認ができるスマートコンストラクションアプリは、環境対策にも活用できますね。今後もICT建機を使用し効率の良い施工をしていきたいです。
掲載月:2021年2月