塚本裕樹さん
創業 平成2年 東京都江戸川区を拠点として 地域の公共工事を中心に 丁寧な施工管理を心がけて 工事を行なっています。 直近5年の間には、東京都から 4度の優良工事評定を頂き、 そのうち2度は表彰状を 授与されました。
■■現場詳細■■ 東京都 足立区 区画整理事業に伴う、地中障害物の撤去及び整地を行う工事。 【施工範囲】23,000m² 【施工土量】盛土 23,000m³ 掘削 5,500m³ 【ICT建機】D37PXi ■■導入経緯■■ (株)中和建設 塚本裕樹さん 前回の現場の施工時から、担当営業にICT建機の導入を強く勧められていましたが、従来機よりもコストがかかるという点で抵抗があり、導入には至りませんでした。今回の現場でも、当初はICT建機を導入するつもりではありませんでしたが、丁張りをかけなくても設計面どおりに施工ができるという話を聞いて興味を持っていました。従来通りに丁張りをかけて施工する場合と、ICT建機を導入して丁張り無しで施工する場合とでコストを比較したところ、ICT建機を導入した方が良いのではないかと判断し、試しに一度使ってみようと思い導入を決定しました。
■■導入効果■■ (株)中和建設 塚本裕樹さん 今回の現場は色々な方向に入り組んだ複雑な勾配がかかっていて、丁張りをかけるならおよそ300本、1か月程の作業時間が必要となります。また、丁張りをかけたとしても、人の手で全てを施工するのは大変難しい形状でした。しかし、ICTブルドーザでは3次元設計データに合わせてブレードの高さが自動で制御されるので、丁張り無しでも設計どおりに施工ができました。操作も慣れてしまえば非常に簡単で、普段ほとんど乗らない私が9割程施工しましたが、細かな操作を必要とせずに、複雑な勾配を高精度で仕上げることができました。建機の稼働時間は、通常建機で施工した場合の半分程度に縮まったように思います。正直、施工中は本当に正確な施工ができているのか不安でしたが、雨が降った際に、勾配の向きに沿って雨水が流れて水たまりができているのを見て、ICTブルドーザの施工精度の高さを実感しました。今回は、ICTブルドーザでできることのほんの一握りしか使えていないと思いますので、今後は様々な現場で導入して、もっと色々な使い道を知っていきたいです。
掲載月:2021年1月