監理技術者 塩路昌規さん
現場代理人 藪田真大さん
昭和31年の創業以来半世紀余の間公共事業に携わり、安全性・快適性・利便性の高い社会基盤の整備事業に取り組んでおり、近畿エリアを中心に活動する総合建設会社。 伝統に囚われない若さと革新的な経営により、組織力の充実・技術力の強化を図り、全社一丸となっていち早くスマートコンストラクションを導入。
今回の現場は和歌山県を流れる一級河川紀ノ川の河道掘削工事。施工するのは有田市に本社を構える木下建設(株)様。導入の経緯を担当営業に聞いた。「木下建設(株)様は6年程前からICT建機を使用して情報化施工に取組むなど、時代の変革にいち早く対応出来る様にと意識の高いお客様でしたので、今後の建設業界の為に自分たちが先頭に立って、経験を積むためにスマートコンストラクションを導入しようと決めて頂きました。」と話した。河岸の土砂を掘削するというシンプルな現場だったそうだが、クラウド型プラットフォームKomConnectでICT建機の施工管理を厳密に行うため、ドローンによる3次元測量も行ったそうだ。「この現場は国土交通省が発表したi-Construction型対象の現場として近畿エリアで初めて認められた為、近畿地方整備局からの視察もあり、今後、見学会も開催される予定です。」と監理技術者の塩路昌規さんが教えてくれた。
「すごい!」とKomConnectを見て声を上げたのは現場代理人の薮田真大さん。クラウド型プラットフォームKomConnectは日々の掘削した土量やオペレータが見ているモニターをリアルタイムで表示できるので、現場に行かなくても現場が分かることに驚いたそうだ。現場代理人の薮田さんにスマートコンストラクションを導入した感想を聞いた。「丁張設置作業が要らなくなったため現場の人員も減り、建機からのオペレータの乗り降りも解消されたので、生産性が向上したね。」と話した。ICT建機に乗ったオペレータに話を聞いた。「今まで、マシンガイダンスの油圧ショベルやマシンコントロールのブルドーザの運転経験はあったが、マシンコントロールの油圧ショベルは疑っていました。実際乗ってみたら3日もかからず、マシンコントロールの特性に慣れて、今では従来の機械よりストレスなくスピーディーに施工できるよ。」と満足げに教えてくれた。
掲載月:2016年9月
昭和31年の創業以来半世紀余の間 公共事業に携わり、安全性・ 快適性・利便性の高い社会基盤 の整備事業に取り組んでおり、 近畿エリアを中心に活動する 総合建設会社。 伝統に囚われない若さと革新的な 経営により、組織力の充実・ 技術力の強化を図り、全社一丸 となっていち早くスマート コンストラクションを導入。