岡本建設(株)様 現場代理人 橋谷相潤さん
(株)中島工務店 様 建築部 森大輝さん
(株)中島工務店 昭和24年6月14日設立 「建設業を行う事によって 地域社会に貢献する」 岡本建設(株) 昭和47年2月7日設立 「感動・感謝・貢献」
■■現場詳細■■ 佐賀県多久市 コマツカスタマーサポート(株)佐賀支店移転に伴う造成及び新築工事 【全体面積】10,900m² 【施工土量】切土1,200m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ (株)中島工務店 代表取締役 中島信哉さん 今まで土木工事ではスマートコンストラクションの使用経験がありましたが、建築工事では経験がなかったので一度使ってみたいと思っていました。また、従来施工の建築根伐りは油圧ショベルで掘削した後に高さを確認するため、手元作業員が測量するので人手がかかり、建機との接触リスクもありました。そのため、現場の安全性も考え3次元設計データを基に施工することで、測量する手元作業員を削減できるスマートコンストラクションを検討することになりました。更に、スマートコンストラクションアプリでは離れた場所からでも現場の進捗管理ができるため、若手技術者の育成にも最適な現場だと考え、導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)中島工務店 建築部 森大輝さん ICT活用工事に対して、建築現場では難しいという先入観を持っていました。しかし、実際に導入してみると、従来ではオペレータがキャビン内で2次元の図面で掘る場所を確認しながら施工していたところを、ICT建機に転送した3次元設計データを見ながら施工できるため、確認の工数を減らすことができました。安全面においても、手元作業員が掘削面に近寄る回数が減ることにより接触リスクが大幅に軽減され、導入時に期待していた安全性の向上も実現できました。 岡本建設(株) 現場代理人 橋谷相潤さん 現場管理としては、従来ではトランシット、オートレベルで測量しながら掘削しますが、ICT建機を導入することにより、その作業が大幅に削減され、スマートコンストラクションアプリの活用で離れた場所からも進捗確認などができるため、時間にも余裕ができ、若手技術者でも楽に工事管理できるようになったのが嬉しいですね。 ICT活用工事は土木工事が一般的ですが、建築工事での活用を推進すべきだと思います。今後も若い世代に広めていき、更なる生産性向上に努めたいですね。
掲載月:2020年11月