神野産業(株)様 監理技術者 高木勝さん
工事部長 松永知宏さん
様々な基盤づくりや施設整備など 「街」の整備を通して快適で 魅力ある地域づくりに貢献しています。
■■現場詳細■■ 岐阜県海津市 令和元年度長良川勝賀河道掘削工事 洪水対策のため河道を広げる工事。 【施工範囲】650m 【施工土量】切土25,000m³ 【ICT建機】PC200i 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 神野産業(株) 監理技術者 高木勝さん 平場の面が水に浸かりやすい河道掘削現場のため、ICT建機のマシンコントロールと施工履歴データを活用した施工が有効であると考えました。施工履歴データが、ドローン測量やレーザースキャナ測量と変わらないレベルで出来形管理に活用できるという点と、人手による検査が不要という点に着目しました。ICT活用工事の中でも施工履歴データを活用する施工は初めてであったため、施工はICT建機を保有し施工実績のある(株)大晃さんに依頼し導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)大晃 工事部長 松永知宏さん 今回は施工履歴データによる検査で効率的に合格判定を取りたいため、高い技術を持つ熟練のオペレータがPC200iに乗り込みました。オペレータはマシンコントロールの特性を把握し、バケット刃先の軌跡が施工履歴データとして記録されることに配慮しながら、緻密な操作で根気よく作業を進めていました。施工履歴データは半日から1日でスマートコンストラクションアプリへ反映されるため、毎日ヒートマップで施工状況の確認ができました。ヒートマップのプレチェックの合否判定では、合格が出れば出来形管理として使用できるため、オペレータの操作にも熱が入っていました。万が一河川の増水などにより施工した現場の形状が変わったとしても、合格した施工履歴データは有効のままとのことなので、従来の施工と比べて工数が大きく削減できます。オペレータが作業した段階で結果が出る、すごい技術だなと思いました。
掲載月:2020年10月