土木部長 桐井利一さん
1950年8月設立 未来への安全・安心 提供いたします
■■現場詳細■■ 大分県国道212号線 道路改良工事 地域づくりを支援するために中津市と日田市を繋ぐ、全長約50kmの地域高規格道路を作る工事。 【施工数量】 盛土20,800m³ 法面整形2,200m² 【ソリューション】3次元測量 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 笹原建設(株) 土木部長 桐井利一さん 国の直轄工事ではi-Construction型の施工経験がありましたが、県工事での施工は初めてでした。今回は土工と構造物工を並行して進める工事だったので、対応可能なベテランのオペレータがいませんでした。当社は過去に、3回ほどスマートコンストラクションを導入した経験があり、ICT建機での施工であれば、経験の浅いオペレータでも作業ができることを知っていました。作業工程が楽になることと、作業を止めずに進めるにはどうすれば良いかを考えた時に、導入実績があり、生産性向上を実感していたスマートコンストラクションの導入を決めました。
■■導入効果■■ 笹原建設(株) 土木部長 桐井利一さん 従来施工では低い方から盛土をするので、層が徐々に上がってきて現場全体の動きが見えますが、この現場は高い方から盛土をするという、難しい現場でした。今回はD37PXiも転圧管理システムも、経験の少ない若手オペレータが担当して施工しましたが、ICT建機に3次元設計データが入っているので、それを確認しながら問題なく施工できていました。転圧管理では、毎層きちんと転圧できているかどうかをデータで確認することができるので、毎層で状況写真を撮る手間が省け、管理の部分でとても楽になりました。また、丁張りが不要になったことで、重機に接近してしまう手元作業員も不要になり、安全面も向上しました。今回スマートコンストラクションを導入したことで、丁張り設置に伴う色々な計算が不要になったこと、現場についておく必要がなくなったことで、その分他の作業に回ることができました。全体的に楽になった部分がとても多く、安全に作業できましたので、今後も機会があれば導入したいと思います。
掲載月:2020年10月