工事部 監理技術者 宮本大志さん
工事部 現場代理人 長郷空さん
【社是】 蔵の財より身の財すぐれたり 身の財より心の財第一なり 作業安全
■■現場詳細■■ 熊本県熊本市南区 緑川莎崎地区(1工区)築堤工事 現道の横に盛土し、将来はその盛土部分を通行帯にする第一段階の堤防嵩上工事 【法面整形】3,000m² 【施工土量】盛土6,500m³ 【ソリューション】 Everyday Drone スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】PC200i/D37PXi ■■導入経緯■■ 三州建設(株) 工事部 監理技術者 宮本大志さん 今回は、施工者希望Ⅱ型のICT活用工事でした。当社はi-Construction型工事を施工したことがなかったのですが、以前よりコマツIoTセンタ 九州や各所で開催される講習会に参加しICT活用工事について勉強していました。初めてのICT施工が難易度の高い現場では不安があったため、今回は盛土の現場で作業工程がシンプルだということと、従来のダンプの台数管理だけでは、盛土のボリュームがはっきりとは分からないためEveryday Droneで進捗管理をしてみたいと思い、スマートコンストラクションの導入を決めました。
■■導入効果■■ 三州建設(株) 工事部 監理技術者 宮本大志さん この現場では、D37PXiを面白い使い方で施工をしました。従来は、法面整形を行う前に油圧ショベルで段切りをしますが、発注者より降雨などで段切り面が崩れるかもしれないと聞き、盛土の巻き出しに合わせて、下から層ごとに上がっていくよう指示がありました。そこで、いっそのことD37PXiで段切りができないかと営業担当者に相談し、3次元設計データを使って、段切りの部分をブルドーザの巻き出しの断層に合わせてブレードで掘削するという新しいやり方を試してみました。これにより、法面の養生などが不要となり、施工の流れで段切りできたことに感動しました。Everyday Droneは操作がかなり簡単で、進捗管理にとても役立ちました。ICT活用工事では準備段階で手間がかかりますが、施工が開始されると丁張り不要で手元作業員も少なくて良いので、安全・現場管理ともに楽になりました。最初は躊躇するかもしれませんが、一歩踏み出せば変わりゆく現場を実感できると思います。
掲載月:2020年9月