現場代理人 中島翔太さん
創業60年 【企業理念】 地域社会との共感 顧客や地域社会からの信頼を第一義に考え、高い品質のものづくりに徹し地域社会に貢献し期待に応え、信頼して頂くことで持続的に発展し続け 自然災害に強い企業を目指す
■■現場詳細■■ 茨城県筑西市 一級河川桜川の護岸工事 【施工延長】100m 【施工土量】盛土3,500m³ 法面整形2,000m² 【ICT建機】PC200i 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ (株)川田建材工業 現場代理人 中島翔太さん この現場は、茨城県で独自に取り組んでいる、チャレンジいばらきⅡ型工事の現場でした。3次元データ活用に重点を置き、起工測量と設計データに3次元データを活用することが条件でした。当社は、ICT活用が進んでいくなか、ICT建機もぜひ活用したいと考え、スマートコンストラクションの導入を検討しました。施工全体にICTを活用することで現場に携わる人の動きがどのように変わっていくのか、施工の幅がどのように広がっていくのか体感できる良い機会だと捉え、今回の導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)川田建材工業 現場代理人 中島翔太さん 護岸の盛土部分の法面整形とカゴマットの床面掘削作業にICT油圧ショベルを活用しました。丁張りをほとんど使用せず、スムーズに施工ができましたが、カゴマットを設置する際に、大雨で桜川が氾濫し、施工が完了した箇所が崩れてしまいました。復旧作業に、20日間ほど掛かると予想され、工期も間に合わないと落胆しましたが、ICT油圧ショベルに3次元の設計データが入っていたので、改めて丁張りを設置する必要もなく、すぐに崩れた法面の整形に取り掛かることができ、10日間で復旧作業が完了しました。ICT油圧ショベルは刃先確認やモニタ操作など、最初は戸惑いましたが、法面整形ではモニタ画面が水先案内人になってくれて、とても役に立ちました。カゴマット床面も精度高く掘削できたため綺麗にカゴマットが設置することができ、設置する業者から好評でした。これからも積極的にICTを取り入れていきたいです。
掲載月:2020年8月