土木部次長 小山田昌浩さん
オペレータ 草野勇雄さん
昭和12年創業 福島県塙町を中心に総合建築業を展開 人に優しいもの創りをモットーにし、人材不足が深刻化している中、人材育成にも意欲的に取り組み 今回スマートコンストラクションを導入した。
「最初からICT建機の導入は決めていた。」と話すのは、福島県塙町を中心に仕事をしている深谷建設(株)の土木部次長 小山田昌浩さん。現場は山間部の法面整形作業。導入の経緯を小山田次長に聞いた。「昨年施工した災害復旧工事で、PC200iを初めて使用して、楽に精度よく作業が出来るICT建機の性能は既に理解していました。今回の現場は急傾斜なので、測量や丁張設置作業には危険が伴います。丁張レスでオペレータの経験に左右されないICT建機の導入は安全確保の面でも必要不可欠だと考えました。」と教えてくれた。「法面整形作業の経験が浅い草野君へ経験を積ませたかった。」とも話した。「山間部という事で、衛星との通信に不安はあったが、事前にお客様と環境を調査し、使えることが確認できたのでお勧めしました。」と担当営業は話した。
「法面整形が楽にできたよ!」と、オペレータの草野勇雄さんは元気に教えてくれた。草野さんはオペレータ経歴6年。今までいろんな建機に乗ってきたが、ICT建機は初めてだったそうだ。実際に乗った感想を聞いた。「最初はモニターを見ながら操作することに戸惑ったが、すぐに慣れました。ストレスを感じる事なく作業ができ、法面整形に十分な手応えを感じました。」と話した。「綺麗に仕上がった法面を見て、ICT建機の精度の良さに感動しました。またこの建機に乗って仕事がしたいです。」とも話してくれた。建設業界の労働力不足とオペレータの高齢化が深刻な問題となっている今、経験の浅いオペレータでも高精度な施工が出来るICT建機は今後『未来の現場』の実現に活躍していくと感じられた現場だった。
掲載月:2016年9月
昭和12年創業 福島県塙町を中心に総合建築業を展開
人に優しいもの創りをモットーにし、人材不足が深刻化している中、人材育成にも意欲的に取り組み 今回スマートコンストラクションを導入した。