工事課長 堀川淳さん
1954年 創業 神奈川県伊勢原市に本社を構え、 土木や舗装、建築工事を請け負う。 将来を見据え新しい技術も 積極的に取り入れている。
■■ 現場詳細 ■■ 神奈川県伊勢原市 道路改良工事 山を切り崩して県道611号線のバイパスを新設する工事。 【施工距離】 延長90m 【施工土量】 切土9,000m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ドローン測量 ■■ 導入経緯 ■■ 長島建設(株) 工事課長 堀川淳さん 以前、施工していた隣の現場でICT建機が稼働しているのを見た事でICTを活用した施工に興味を持ちました。その後、国土交通省が主催していたICT施工講習会で3次元データや3次元測量について理解を深める機会がありましたので、自分たちの現場に取り入れたいと思うようになりました。今回は土量が多い現場でしたので、ドローン測量やICT建機を使用することで生産性の高い現場になるのではないかと期待し、導入を決めました。
■■ 導入効果 ■■ 長島建設(株) 工事課長 堀川淳さん この現場は大きな山を切り崩して道路を建設するので、ドローン測量が大活躍しました。従来の手法で現況測量を行うことを考えると、作業員が生い茂る草木をかき分けて測量機器で検測します。非常に厳しい環境で測量作業を行うために検測できない箇所が発生したり、多くの管理点を測量する必要があるために日数と手間が多く掛かることが想定できました。ドローン測量では安全にスピーディに現況測量をすることが出来たので、労務工数削減が実現しました。また、ICT建機による法面整形では施工スピードが格段に速くなり驚きました。今回の現場の法面は熟練のオペレータでも施工するのが難しい、カーブしている形状だったのですが、細かい調整をしなくてもマシンコントロールでサクサクと法切りをすることが出来ました。人員も時間も半分に短縮できました。施工スピードは速いし、仕上がりも綺麗で導入してよかったです。
掲載月:2019年12月