現場代理人 薗田 真策さん
創業 1954年 京都府舞鶴市を拠点とし、一般土木工事・建築工事のみならず水道・下水道工事などのインフラ整備工事を含めた公共事業を中心に業績を伸ばしてきました。 これからも先進的な技術の導入を受け入れながら、人も会社も着実に成長していくことを目指します。
■■ 現場詳細 ■■ 京都府 舞鶴市五老ヶ岳復旧工事 平成29年10月に発生した台風21号による山側崩落災害一部復旧工事。 【施工範囲】 国道27号から五老ヶ岳頂上まで 延長約3kmの一部 長さ40m 上部60m 【搬出土量】 3,000m³ 【ソリューション】 ICT油圧ショベル Everyday Drone ■■ 導入経緯 ■■ 新和建設(株) 薗田真策さん 近年は大規模災害の復旧工事件数が増えてきています。今回のような災害復旧工事は工期の厳守が重要であり、通常の工事と比べて発注図面が詳細まで設計されていません。そのため、経験豊富なオペレータが必要となりますが、経験豊富なオペレーターの高齢化による人材不足に悩んでいました。 そこで、オペレーターの能力をカバーし、現場での測量業務の少人数化を期待してスマートコンストラクションを導入しました。
■■ 導入効果 ■■ 新和建設(株) 薗田真策さん スマートコンストラクションを導入したことで、当初の予定よりも、およそ半分の工期と人数で施工が実現しました。従来工法の法面掘削は、作業の都度、法尻位置を確認する為に、測量作業をしていました。測量をしている間は、建設機械も止まりますし、測量作業にも工数が多く取られていました。今回の法面掘削にICT建機を使用したことで、作業員の位置確認や測量作業が少なくなり、作業員を別の作業に充てることができました。また、測量作業が減少したため、機械を止めることなく掘削作業ができました。作業工数、作業員数を減らすことができて、スマートコンストラクションを導入して良かったですよ。日々の現場を確認するため、エブリディドローンも今回の現場で試しに導入してみました。現場全体の工事進捗が毎日見られるのは大変役に立ちました。これからも新技術を取り入れて行きたいと思います。
掲載月:2019年4月