現場代理人 井村 昂さん
昭和47年 設立。 茨城県潮来・鹿島・神栖を中心に 地域密着で主に河川工事を請け負う。
今回の現場は、茨城県取手市を流れる小貝川の築堤盛土工事。 古くなった排水機場を撤去し、周辺環境を整備する工事だそうだ。施工するのは茨城県潮来市に拠点を置く(株)菱木土建様。導入の経緯を現場代理人の井村昴さんに聞いた。「人手不足は、建設業界全体の課題ですが、当社にとっても悩みの種でした。特に法面整形の工程は熟練の技術が必要で、オペレータの経験に頼るところが多いです。そのため、この地域で法面整形作業といえば『この人』というオペレータにお願いしていましたが、その方も引退されて困っていました。マシンコントロールのICT建機を活用することで、経験の少ないオペレータでも法面整形作業ができるのかを試したいと思い、今回スマートコンストラクションを導入することを決めました。」と教えてくれた。
「スマートコンストラクションアプリのおかげで管理が楽でしたよ!」と現場代理人の井村さんは話す。「雨の日が多く、一週間ほど動けない事もあり、工期が守れるか心配でした。従来であれば、工事の進捗状況の把握が難しかった為、工期を心配して、休み返上で作業をしてると思います。スマートコンストラクションアプリでは工事の進捗状況が%で表示され一目で確認できるので、焦らずに作業ができました。」と笑顔で話した。また、「経験の浅いオペレータでも法面整形作業も対応出来ましたし、現場に行かなくてもタブレットでICT建機のモニターが確認できるので、作業状況でおかしな所があれば、事務所にいながら遠隔でオペレータに指示ができました。スマートコンストラクションアプリだと送信できるデータ容量が大きいのも魅力です。重いデータでも情報共有が楽に出来るので良かったです。スマートコンストラクションは使ってみないと良さがわからないね。」と話した。
掲載月:2018年11月