現場代理人 稲葉広幸さん
大正9年 創業 80余年にわたり蓄積したノウハウと 技術と実績をもつ、総合建設業。 「社会に光を 人生に夢を」 お客様の心を大切に 新しい社会のニーズに対応する 体制を整えております。
今回の現場は、静岡県三島市を通る国道1号線のバイパス道路。200メートルの道路を新設する工事だそうだ。施工するのは静岡県三島市に拠点を置く、小野建設(株)様。現場代理人の稲葉広幸さんに導入の経緯を聞いた。「この現場はICT活用工事 施工者希望型で、25,000m³の掘削工と法面整形、そして道路を上下に交差させるためのボックスカルバートという構造物を設置する工程がありました。当社は以前マシンガイダンスで施工した経験があり、今回は、マシンコントロールのICT建機でなら、道路土工と構造物を設置する為の作業土工を同時に施工が可能ではないかと考えました。また、マシンガイダンスとの施工比較やスマートコンストラクションの新サービス、トラックビジョンやエブリデイドローンも試したいと思いました。」と教えてくれた。
導入した感想を稲葉さんに聞いた。「マシンガイダンスの施工は、オペレータがモニターに表示される数字の情報を見ながら操作するので、作業の速度が遅くなったと感じていました。今回導入したマシンコントロールは作業機が設計面で制御されるので、モニターは必要な時に確認するだけで、作業に集中できました。特に良かったのは、道路土工とボックスカルバートを設置する為の作業土工の設計データを合成させて同時施工ができた事です。複雑な施工もマシンコントロールだからこそ精度よく施工が出来ました。」と教えてくれた。また、「トラックビジョンは、ドライバー同士がお互いの位置把握ができるので、狭い道や場内で鉢合わせる事もなく、スムーズで安全な土出しができました。エブリデイドローンは現場の土量進捗がすぐに把握出来ました。ICT施工の便利さを、一度知ったら、もう従来の施工はできないですね。これからの若い人達にも経験して欲しいと思います。」と稲葉さんは笑顔で話した。
掲載月:2018年10月