工事主任 澁木慎さん
工事主任 原田嗣大さん
あたりまえの日常を守り、 より幸せな暮らしを育む。 建設業の使命を全うすべく、 自然と時代を調和した 土木・建築・住宅建築事業を 展開してまいります。 http://koganezawagumi.co.jp/
今回の現場は、北海道沙流郡(さるぐん)日高町を通る日高自動車道の建設工事。苫小牧市と浦河町を結ぶ総延長約120キロメートルの高規格幹線道路の一部を開通させる工事だそうだ。施工するのは苫小牧市に拠点を置く(株)小金澤組様。工事主任の原田嗣大さんに導入の経緯を聞いた。「建設業界のICT化が進む中、弊社でも導入を検討しておりました。そんな時、平成28年に発生した台風で北海道は大きな被害を受け、緊急を要する復旧工事の施工に追われ、必要な工事に対して、作業員に余裕が無い状況が続いていました。今回の現場は、初めてのICT活用工事で戸惑いや不安がありましたが、ICT技術で少しでも工数削減や工期短縮し作業員不足の解消に繋がれば良いと考え、決断しました。」と話した。
工事主任の澁木慎さんに導入した感想を聞いた。「D37PXiを導入したことで、設計通りに仕上がりました。本当に丁張が無くても施工ができる事に確信が持てましたよ。経験が浅いオペレータでも指導をしっかり受ければすぐに施工を任せられる建機ですね。」と教えてくれた。工事主任の原田さんは、「ICTブルドーザは走行の速度を上げてもしっかりと自動でブレード制御される、マシンコントロールの技術には驚きました。従来の盛土施工では丁張が設置されている事によって車両や重機が転回する場所の確保に苦労しましたが、丁張レスでどこにでも転回所を設置することが出来ましたし、実作業のほかに丁張を補修する時間も工程に組み入れていましたが、ICT建機では丁張レスで施工ができるので、その分、施工を早く進める事が出来ました。」と話した。
掲載月:2018年9月