取締役統括部長 中村欣哉さん
工事主任 野澤和史さん
昭和2年 創業 地域に根ざした企業を目指し 地域のインフラ整備に 尽力しています。 安全意識の向上と周知を徹底し、 無事故・無災害を期すべく 日々努力をしております。
今回の現場は、北海道苫小牧市にある樽前山(たるまえざん)の砂防工事。樽前山が噴火したときに発生する融雪型火山泥流から人の命や家を守るために施工する工事だそうだ。施工するのは、苫小牧市に拠点を置く北海土建工業(株)様。取締役統括部長の中村欣哉さんに導入の経緯を聞いた。「これからの建設業界はICT技術が活用されていくと考えています。マシンコントロールのICT建機は車輛系の資格を持っていれば、経験に関係なく誰でも作業が出来るという点から将来性を感じて、以前より当社の若手社員にも経験させたいと思っていました。今回の現場はi-Constructionという事もあり、ICTの最新技術を若手に経験させる良い機会だと考えて導入しました。」と教えてくれた。
導入した感想を中村部長に聞いた。「今回の現場に、マシンコントロールのICT建機を導入すると決まった時点で、20代の若手作業員をオペレータに選任しました。こちらの現場は山岳部だった為、安全に施工できるか心配していましたが、作業は順調に進み、法面整形も綺麗な仕上がりとなりました。ICT建機を導入したことで若手オペレータが活躍しました。マシンコントロールがいいですね。」と話した。また、「今回の現場のような危険を伴う山岳部の場合、建機が作業する為の足場確保と作業範囲の確保、そして施工と複雑な同時作業が必要になります。ICT建機を導入したことで、オペレータの作業が楽になりましたし、丁張設置作業や手元作業員への危険が大幅に削減されました。ICT建機はこれからの進化も楽しみです。」と教えてくれた。
掲載月:2018年9月