所長 依田安議さん
現場代理人 平光克年さん
【経営理念】 当社は、顧客に良質な製品を提供し、 地域社会に貢献し、社会的責任を果たす事を企業の存在価値とする。 新しい経営形態への変革の指針を策定し、 「企画提案事業」および「新規事業」への取り組みに注力する。 「お客様のために、そして地域社会のために」という想いを胸に、社会的責任を果たしながら、自らの存在価値を高めていく。
今回の現場は神奈川県伊勢原市を通る厚木秦野道路。厚木秦野道路は、神奈川県の主要都市を東西に連絡する国道246号線のバイパス機能としての役割も担う。慢性的に発生する国道246号の円滑な交通機能確保の為の工事だそうだ。この道路工事に伴う工事用通路の整備にICT建機を導入したのは、横浜市に本社を置く小雀建設(株)様。導入の経緯を所長の依田安議さんに聞いた。「国土交通省がICT活用工事を推奨している事もあり、スマートコンストラクションの事は知っていましたので、機会があればICT建機を使ってみたいと考えていました。今回の施工する広さは約6,800m²あり、ここでならICT建機の性能を試すことが出来ると考えて導入を決めました。」と話した。
導入した感想を依田所長に聞いた。「施工の途中で埋まっていた文化財が出現したために急遽、作業範囲が限定されてしまいました。想定外の出来事でしたが、ICT建機の設計データを変更するだけで現場を止めずに施工を進める事が出来ました。従来の工法であれば、丁張設置作業や段取り変更に手間と時間が掛かっていましたよ。」と教えてくれた。現場代理人の平光克年さんは、「今回、設計図にないスロープを作る作業を若手オペレータがICT建機で挑戦しました。熟練オペレータでも1日掛かる施工を、ICT建機のオフセット機能を活用して半日で終わらせたことには驚きました。」と話した。また、「現場事故は99%が人為的ミスで発生するとされています。ICT建機を導入することで、建機の近くで作業する人が激減しました。ICT施工が普及すれば事故の要因も減りますね。」とも話した。
掲載月:2018年7月