監理技術者 青木景一さん
現場代理人 熊谷崇さん
「ひとの力が、未来をつくる。」 「ものづくり」は、「ひとづくり」から始まる という理念のもと、 技術の向上はもとより 会社全体の成長と育成に 取り組んでいる。
今回の現場は島根県の三隅益田道路の全長540mの工事用道路の建設工事。施工するのは、島根県の大畑建設(株)様。監理技術者の青木景一さんに導入の経緯を聞いた。 「当社でスマートコンストラクションを導入するのは3回目となりますが、今回は初めてのi-Constructionでしたので、協議や書類など不安がありました。スマートコンストラクションは、多くの実績もありましたので安心して導入を決めました。」と教えてくれた。また、「今回の現場は広範囲で木が生い茂っていましたので、現況測量するために伐採作業が必要でした。工期が心配でしたが、これまでの工法だったら現場の地形を把握するために平面図を手に持ち、現場を確認して歩いていたので、それに比べたら手間と時間が減少する事に期待しました。」とも話した。
「打合せではスマートコンストラクションアプリが活躍しました。」と話すのは現場代理人の熊谷崇さん。詳しく聞くと、「事務所のモニターにスマートコンストラクションアプリの情報を映し出して打合せに活用しました。今の現場の様子が3次元で確認することができるので現場に行かなくても事務所で現況を見ながら情報共有を行いました。また、ICT油圧ショベルのステレオカメラを利用して、現場で撮影した情報をすぐに事務所で確認し、リアルタイムに現場と繋がりながらスムーズに施工を進めることが出来ました。」と教えてくれた。また、「従来であれば、施工と確認のための測量を繰り返す必要がありましたが、ICT建機を使用したので、仕上がりの精度が良く、確認の手間が大幅に削減できました。スマートコンストラクションを導入して良かったです。」と話した。
掲載月:2018年4月