監理技術者 福山守さん
現場代理人 東武志さん
鹿児島県薩摩川内市を 拠点に土木工事を主体に 施工する総合建設業。 初めてのi-Construction対象工事で スマートコンストラクションを導入。
今回の現場は、鹿児島県伊佐市を流れる一級河川 川内川の支流、羽月川の河川工事。洪水対策で堤防からの越流を防ぐ為に川幅を拡げ流水量を確保するための工事だそうだ。施工をするのは同県薩摩川内市に拠点を置く(株)田代組様。導入の経緯を監理技術者の福山守さんに聞いた。「今回の現場はi-Construction対象工事で発注者よりICT建機利用の指定がありました。色々と検討しているなかでスマートコンストラクションを知り、マシンコントロールのICT建機について、使用実績のある他社から感想を聞きました。精度の高い施工に現場の手間削減と工期短縮に期待して、一度使ってみようと思い、導入を決めました。」と教えてくれた。
導入した感想を現場代理人の東武志さんに聞いた。「後付けマシンガイダンスのブルドーザを使用していた時は機器の取付に手間が掛かっていましたが、D37PXiはICT機器が内蔵されているのですぐに施工に取り掛かれたので施工準備が楽になりました。3次元設計データもキャビン内のモニターで確認できるので現場を把握するのにとても役立ちました。ICTブルドーザでの施工は丁張設置作業も不要で手間が大幅に減り、作業は2日間で終わりました。」と教えてくれた。PC200iを担当した熟練オペレータは、「ICT建機は現場全体を把握しながら、手間を掛けることなく効率よく施工を進められるからいいね。これからの進化にも期待するよ。」と話した。
掲載月:2018年4月