管理技術者 田中孝幸さん
現場代理人 廣瀬正人さん
創業 1960年 永年培った施工技術を生かし 淀川や大和川流域の 安全と安心の構築に参画し、 水都大阪のくらしを守っています。 人と自然の調和を大切にし 地域社会への更なる貢献を 目指しています。 http://www.inouekogyo.co.jp/
今回の現場は、奈良県桜井市から大阪湾へと注ぐ一級河川 大和川の河道掘削工事。大阪府堺市のこの現場を施工するのは大阪市に拠点を置く、井上工業(株)様。導入の経緯を監理技術者の田中孝幸さんに聞いた。 「以前の現場で、水中掘削をマシンガイダンスで行いましたが、基地局から建機が離れると電波が途切れ、工期が予定より多く掛かってしまいました。スマートコンストラクションなら掘削箇所が見えない水中でもキャビン内のモニターで確認でき、スマートコンストラクションアプリで掘削場所や施工状況の確認や管理ができると知り、工期短縮や効率の良い施工を期待して、今回の現場で導入しました。」と教えてくれた。担当営業は「こちらの現場は川の水位の増減によって、水深が深くなる場所がありましたので、PC300iでの施工をお勧めしました。」と話した。
「期待通りだったよ!」と話すのは、現場代理人の廣瀬正人さん。「マシンガイダンスだとどこまで掘り込んだかが確認出来なかったので、人が川に入って測量して確認していました。マシンコントロールのPC300iでの施工は、施工が完了した場所がキャビン内のモニターにわかりやすく表示され、バケットの位置や高さも確認できます。人が水中に入ったり、目印を付ける必要も無くなり、工数が減り作業効率が上がりましたよ。」と教えてくれた。 また、「導入した当初はシステムの使用方法に少し戸惑いましたが、サポートセンタが丁寧に対応してくれたので、困る事はありませんでした。法面整形では法肩の位置出しも正確で、きれいな仕上がりになりました。スマートコンストラクションアプリでは施工進捗がリアルタイムで確認出来るので後工程の段取りがとても楽になりました。」と話した。
掲載月:2018年3月