現場代理人 成田慎一さん
1937年創業 人と自然が共存した環境づくり 街並みとの調和 自然環境との共存 をコンセプトに 地元筑西市に根付いた企業
今回の現場は、茨城県筑西市の土地造成工事。調整池の掘削で発生した土を、石灰で地盤改良し工業団地の建設予定地に盛土する工事だそうだ。施工するのは同市に拠点を置く(株)小薬建設様。導入の経緯を現場代理人の成田慎一さんに聞いた。「きっかけは協力会社よりICT建機の提案を受けた事でした。当社としては新しい技術に品質を預ける事を不安に感じており、今まで通り丁張を設置してオペレータの技術に頼った方が安心だと考えていました。しかし、丁張の設置なしで施工できることや、多くの導入実績があること、また発注者もICT建機での施工に興味を持っていたことなどから、導入してみようと思いました。」と教えてくれた。
「丁張が一切必要なくなって感動しました!」と現場代理人の成田さんは話す。「従来の施工では、切土掘削の丁張が設計面全体の形状を表現できないため、掘削に合わせて丁張りを設置していく必要がありました。特に複雑な調整池への進入路の整形作業では、手元作業員が丁張りを目安にオペレータを誘導しますが、その意思疎通が難しいです。 ICT建機は3次元設計データを読込ませるだけでそれらの煩雑な作業がゼロになり、仕上がりも完璧でした。」と話した。また、「通常なら、手元作業員が常時1名は必要ですが、丁張設置などの作業が削減されたことで人員を大幅に削減できました。施工も予定通りに進み、工期内に完工しましたし、ICT建機の導入でコスト削減に繋がりましたね。」と笑顔で教えてくれた。
掲載月:2018年2月