土木部部長 松尾靖弘さん
土木部主任 番匠裕幸さん
創業 昭和34年 「環境に優しく、人に優しく」をモットーに 土木・建築工事をはじめとするあらゆる 幅広い工事を効率的・誠実に施工します。 技術革新・新工法・品質向上等の 高度な技術と高い精度が求められる 社会づくりに参画していく。 http://taharakensetsu.co.jp/
今回の現場は、奈良県の最南端にある十津川村の災害対策工事。平成23年の台風で大規模な斜面崩落が発生し天然ダムが出来た場所だ。二次災害を防止し地域の安全を確保するために、この工事では土砂撤去と仮設水路を建設している。施工するのは奈良県五條市に本社を置く(株)田原建設様。 担当営業から話を聞いた。「こちらの現場はICT活用工事ですので、(株)田原建設様は当初、マシンガイダンスでの施工を予定されておりました。そこで、堆積土砂の撤去工事にスマートコンストラクションを導入した事例をご紹介させて頂き、興味を持って頂きました。」と話した。土木部部長の松尾靖弘さんに導入当時の話を聞いた。「初めてのICT活用工事で、今までにない事前準備に少し戸惑い、不安を感じていました。PC200iを導入した時には精度を確認する為に、トータルステーションで測量を行い簡易的な丁張を設置しましたが、刃先が丁張と一致した時はオペレータと共に驚きました。」と笑顔で教えてくれた。
「まさか!これほど凄いとは!」と驚くのは土木部主任の番匠裕幸さん。「法面整形の工程にPC200iを導入し、精度よく施工することが出来ました。整地にはICTブルドーザのD65PXiを導入しましたが、勾配が変化する地形を、丁張も必要とせず、絶妙にブレードが制御され、精度よく仕上げたのに感動しました。」と話した。松尾部長に導入した感想を聞いた。「丁張設置などの作業が大幅に削減出来たので、書類作成や打合せなどの時間の確保がし易くなりました。工期中には豪雨があり、幾度となく設計変更が発生しましたが、変更した設計データをICT建機にインプットして、スムーズに設計に対応した施工が出来ました。問題が発生してもきちんと工期が守れることは非常に価値があると思います。スマートコンストラクションを導入して良かったよ。」と教えてくれた。最後に「次に導入する現場ではスマートコンストラクションアプリをもっと活用して、更なる現場の効率アップにつなげたいと思います。」とも松尾部長は話した。
掲載月:2017年9月
創業 昭和34年 「環境に優しく、人に優しく」をモットーに土木・建築工事をはじめとするあらゆる幅広い工事を効率的・誠実に施工します。 技術革新・新工法・品質向上等の高度な技術と高い精度が求められる社会づくりに参画していく。 http://taharakensetsu.co.jp/