専務取締役 野平浩二さん
オペレータ 松本勇治さん
和歌山県新宮市を拠点に 半世紀に渡り土木工事に携わり、 一つ一つの現場に丹精をこめて、 より良い物を創り続けている 地域密着の建設会社。 常に新しいものに関心が高く これからの建設業界での未来の形を見据え、 今回スマートコンストラクションを導入。
今回の現場は、和歌山県と三重県の県境を流れる熊野川の河道掘削工事。施工するのは和歌山県新宮市に拠点を置く(株)野平組様。担当営業に導入の経緯を聞いた。「こちらはi-Constructionの現場で、熊野灘に注ぐ河口の河川敷で河道を拡幅する工事です。満潮時には施工するエリアが水中になってしまうという特殊な現場でしたので、干潮時にはドローン測量を、満潮時には深浅測量が出来るリモコンボートでの測量をご紹介しました。また、水中掘削に力を発揮するPC200iの施工もお勧めし、導入して頂きました。」と話した。専務取締役の野平浩二さんに話を聞いた。「これからの建設業界ではICT活用工事が定着していくと考え、今後の工事に繋げるために早く対応したいと、初めての事で不安は感じましたがスマートコンストラクションの導入を決めました。」と教えてくれた。
オペレータの松本勇治さんにPC200iの感想を聞いた。「2次元のマシンガイダンスでの施工経験はありましたが、マシンコントロールの操作は初めてでした。使い始めは調整などに戸惑いましたがすぐに慣れましたので問題ありませんでした。潮汐やダムの放流などの影響で河川の水位が目まぐるしく変わる現場でしたので、従来の施工だったら、測量して設置した丁張が増水により欠損し、再設置に多くの時間、手間が掛かっていたと思います。PC200iは、丁張なしで精度の高い施工をしてくれたので大幅に工数削減されました。」と話した。こちらの現場はi-Construcitonという事で地元からの注目が高く中学生対象とした防災イベントも開催し大盛況だったそうだ。最後に野平専務は、 「施工範囲が一部水中でしたので起工測量にリモコンボートが活躍しました。スマートコンストラクションアプリではドローンが測量した地上のデータと深浅測量したデータの結合も出来ました。」と教えてくれた。
掲載月:2017年9月
和歌山県新宮市を拠点に 半世紀に渡り土木工事に携わり、 一つ一つの現場に丹精をこめて、 より良い物を創り続けている 地域密着の建設会社。 常に新しいものに関心が高く これからの建設業界での未来の形を見据え、今回スマートコンストラクションを導入。