技術担当者 唐田泰貴さん
経営理念は 常に顧客の立場に立って考え、行動し すぐれた作品を創りだすことにより 地域社会に貢献する。 建設業界が淘汰や業界再編という 激動期を向かえている今、 持てる力のすべてを結集し 新時代の地域振興に尽力している。 更なる飛躍へ向かって挑戦を続けている。
今回の現場は、長崎県島原市の雲仙・普賢岳から有明海に注ぐ水無(みずなし)川にある砂防ダムの補強工事。施工するのは同県に拠点を置く(株)上滝様。導入の経緯を担当営業に聞いた。「今回の工事は平成3年の雲仙・普賢岳の噴火の影響による土石流の氾濫防止、大規模土砂災害に備えた工事です。 (株)上滝様の代理人 小森さんは新技術を取り入れることに積極的でしたので、スマートコンストラクションにも興味を持って頂きました。」と話した。導入の決め手を代理人の小森さんに聞いた。「担当営業の熱心な説明や、i-Constructionが始動したこともあり、これからの土木工事には欠かせないものだと確信しました。今回の現場はi-Constructionの対象工事ではありませんでしたが、この砂防ダムの法面整形には熟練の技術が不可欠でした。ICT建機を活用するチャンスだと思い、発注者側にi-Constructionでの施工を提案し、認めて頂きました。」と教えてくれた。
「当初は半信半疑でしたが、正確な精度に驚きました。」と笑顔で話すのは、技術担当者の唐田泰貴さん。スマートコンストラクションを導入した感想を詳しく聞いた。「まず、土量を正確に把握したいとドローン測量を行いました。KomConnectで算出された土量を検証した結果、正確な数字だったので、驚きました。また、ICT建機の高精度の仕上がりにも感動しました。」と話した。この現場の盛土形状は複雑な為、従来だと測量や丁張設置作業に多くの時間を費やしていたが、スマートコンストラクションを導入したことで手間と作業員が大幅に削減されたそうだ。技術担当の唐田さんは、「生産性が向上したこともそうですが、従来では難しかった施工もICT建機の活用により難なく施工でき、予想以上の仕上りになり満足です。」と話してくれた。最後に、今後導入される方へのメッセージとして「多くの人にスマートコンストラクションを実際に体験してもらいたい。予想以上の効果が出るかもしれません。」とも語った。
掲載月:2017年5月
経営理念は 常に顧客の立場に立って 考え、行動し すぐれた作品を 創りだすことにより 地域社会に貢献する。 建設業界が淘汰や業界再編という 激動期を向かえている今、 持てる力のすべてを結集し 新時代の地域振興に 尽力している。 更なる飛躍へ向かって 挑戦を続けている。