土木部 工事課長 大隈康広さん
昭和24年6月14日設立 「建設業を行うことによって 地域社会に貢献する」
■■現場詳細■■ 佐賀県佐賀市嘉瀬町 2024年に佐賀で開催される国民スポーツ大会で使用する佐賀県立森林公園テニスコートを作り直す工事 【施工面積】 2,800m² 【施工土量】 掘削 1,450m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ペイロードメータ SMART CONSTRUCTION Retrofit 【使用建機】 GD405(ICT施工機器装着車) PC128US ■■導入経緯■■ (株)中島工務店 土木部 工事課長 大隈康広さん 今回は特記仕様書にICTグレーダ使用の記載があったことから、導入を検討していました。担当営業から座ったままで操作ができる新型のICTグレーダが出たという話を聞き、以前使用したことのある旧型機との違いを体感したいと思いました。また、過積載対策について相談した際に、ペイロード機能が付いたレトロフィットキット装着のPC128USを提案され、過積載対策ができる上に、スマートコンストラクションアプリでデータ管理もできるということで、ICTグレーダとともに導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)中島工務店 土木部 工事課長 大隈康広さん ICTグレーダは、ボタンを押せば排土板を自動制御してくれるのでとても便利で、これなら未経験者でもある程度は施工できると思いました。画面も見やすく、TS追尾式なので精度面でも満足でした。長年グレーダに乗っているオペレータは、旧型機では立って施工していたので、座ったままでの操作に慣れるのに時間がかかっていましたが、ICTグレーダなので、足元も安心して任せられると言っていました。立った時に安全装置が働き停止することは、安全面でも役に立つと思います。また、従来では丁張りをセンターに10mピッチで立てて糸を張る作業に3人は必要ですが、今回は丁張りをかけなかったので、人員削減にも繋がりました。従来の掘削積込では、ダンプ1台ごとに積込後にトラックスケールや処分場で積込重量を量っていたので、積載オーバーがあった際には戻ってやり直す必要がありましたが、レトロフィット機のペイロードメータを活用したことにより、その場でオペレータが積込重量を確認できるので、手戻り作業が無くなりました。更に、ダンプ1台ごとの積込履歴がスマートコンストラクションアプリで確認できるので、管理作業にも役立ちました。
掲載月:2021年11月