工事部 深山慶喜さん
全工事を通じて、全社員一人一人が業務責任を果たし、品質の維持・向上・環境保全・生活環境の向上に貢献します。
■■現場詳細■■ 栃木県佐野市 令和元年の東日本台風に伴う豪雨により決壊した箇所の河川改修工事 【施工延長】475m 【施工土量】切土23,000m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】PC200i ■■導入経緯■■ 山菊開発(株) 工事部 深山慶喜さん 東日本台風により、一瞬にして私たちの生活している街は水害に見舞われました。施工箇所の近隣住民の方々は、安心な生活を求め一日も早い工事の着手を望んでいました。出水期が来る前までに同等の台風にも耐えることができるよう対策しなくてはならず、早急に掘削土量を算出する必要がありました。そこで、測量から土工事までの施工日数短縮にも期待しスマートコンストラクションの導入を決めました。前回導入した際、機械の調整が必要になることがあったのですが、迅速な修理対応やサポートセンタでの遠隔対応もあり、このようなサポート体制が整っている点も魅力のひとつだと思います。
■■導入効果■■ 山菊開発(株) 工事部 深山慶喜さん 今回、スマートコンストラクションを導入してみて大きく感じた効果は、3点ありました。まず1点目は、 レーザースキャナ測量を採用したことにより、測量に要する時間の短縮と正確な土量の算出ができた点です。そして、施工途中に断面の変更があっても迅速に対応ができたため、足踏みすることなく施工が可能となりました。2点目は、丁張りが不要で設計データをICT建機のモニタで確認し、すぐ重機での作業を行えた点です。手元作業員も不要となり、重機の周りに人が近づくこともなく安全面での効果もありました。3点目は、施工履歴データを活用することにより平場・法面作業はもちろんのこと、水中での作業も効率よく行えた点です。結果、導入前に期待していた通り、測量から土工事に要する時間を短縮することができました。今回、当社としては2度目の導入でしたが、よりICT建機に対する信頼が高まりました。
掲載月:2021年10月