土木部 作業所長 眞﨑英浩さん
土木部 監理技術者 石橋吉則さん
2021年 創業110周年 【社訓】 新しい時代、魅力ある仕事を。 街づくり、人づくり、峰組。
■■現場詳細■■ 佐賀県杵島郡白石町 国道444号道路改良(国道)(2A)工事 福岡県大牟田市~佐賀県鹿島市を繋ぐ 有明海沿岸道路整備工事 【施工延長】225m 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】 GD405(ICT施工機器装着車) PC128USi ■■導入経緯■■ (株)峰組 土木部 作業所長 眞﨑英浩さん 今回の現場は、平坦部の軟弱地盤を地盤改良し、その上に規定より高く盛土してある現場で、路床までの掘削に油圧ショベルと、仕上げにグレーダが必要でした。更に、受注者希望型の発注で路盤工がICT活用対象になっていたため、ICT建機を取り入れることを検討していた際に、担当営業からPC128USiとICT機器を装着したGD405の提案を受けました。当社は以前にも河道掘削工事にてPC200iとマシンガイダンス機を使用し、マシンコントロール機での施工効率の良さを体感していたので、ICTグレーダの活用は初めてでしたが、手間暇がかかる路盤工の生産性向上に繋がることを期待して、導入を決断しました。
■■導入効果■■ (株)峰組 土木部 監理技術者 石橋吉則さん PC128USiのオペレータは以前の現場でICT油圧ショベルを操作した経験者で、日々の刃先確認作業も問題なく、衛星電波状況悪化などのエラーが起きた際にも、自社である程度対処することができました。路床高もバケットをあてると確認できるので、従来では両側に必要な丁張り工を削減でき、その分作業員が別の業務に就けて効率的でした。 (株)峰組 土木部 作業所長 眞﨑英浩さん 従来の路盤工では、測点や管理点で10m~20m毎の断面管理のため、断面間の高さは分かりませんでしたが、ICTグレーダを導入したことで面管理ができ、精度の高い施工を行えました。また、従来ではグレーダと転圧するローラが往来している中で、高さを検測する補助員が作業していて接触リスクがありましたが、丁張りが無くなったことでその作業が不要になり、安全性も向上しました。路盤工の管理にはとても神経を使うのですが、従来よりも4割程度の集中力で取り組むことができ、他の業務を考える余裕ができて良かったです。また次回への課題も見えてきて、それを解決していくことで未来の現場での効率化も加速するだろうと期待を寄せています。
掲載月:2021年8月