所長 富山匡記さん
右:監理技術者 角張俊紀さん 左:横山慶太さん
1932年 創業 ひとり一人が顧客のために、 優良で安定した品質、 環境及び 労働安全衛生マネジメントシステムを確立し、 信頼されるサービスと構築物を提供します
■■現場詳細■■ 宮城県石巻市 旧北上川右岸門脇地区築堤工事 石巻市街地を津波・高潮・洪水の被害から守るため堤防整備と合わせて、市民の方々の集いの場、憩いの場となる水辺空間の整備をする工事 【施工土量】 盛土35,700m³/切土330m³ 【ソリューション】 レーザースキャナ測量 SMART CONSTRUCTION Drone スマートコンストラクションアプリ ペイロードメータ ■■導入経緯■■ 若生工業(株) 所長 富山匡記さん 今回の施工は川の下流と上流の2工区に分かれていて、下流工区は建機での施工が主体で上流工区は手作業が多く人手が必要でした。そのため弊社では、設計時から工期が押し迫ることを予想していました。さらに、約35,000m3という大量の土の運搬を市街地に隣接した現場まで行わなければならなかったため、ペイロードメータで積載重量の管理ができることにも魅力を感じました。そこで、施工効率の向上を期待し、ICT施工の導入を決めました。
■■導入効果■■ 若生工業(株) 所長 富山匡記さん 下流工区でICT建機を導入したことで、丁張りやトンボの設置をする手間がなくなり、設置をする作業でストップすることもなくスムーズに盛土作業が行えました。また、ICT建機での施工は手元作業員が不要となり、必要最小限の人員で作業することができるため、他の作業に人員を配置することができました。 若生工業(株) 監理技術者 角張俊紀さん 従来施工では盛土が進むと丁張りを設置し直す必要がありますが、ICT施工によって丁張りレスで施工を進めることができたため、工期が押し迫った時期からICT施工の効果を実感できました。おかげで週休2日も達成できました。またSMART CONSTRUCTION Droneで取得したオルソ画像を利用したことで、現場の打ち合わせ資料の作成に使用して明確な指示が可能となり、無事故・無災害で完工できました。今後更なるICT技術の進化に期待して、色々な現場で採用していきたいと思います。
掲載月:2021年8月