土木営業グループ チーフ 山内正之さん
創業1926年 Enjoy Through Construction ~建設を通じて人生を楽しみましょう~ 時代の先取り健全経営 協調融和を旨とし 地域社会の幸福と繁栄のため 建設を通じ真心を持って奉仕する。
■■現場詳細■■ 福島県白河市 県道の道幅がかなり狭くて危険なため、歩道のある安全な新しい道路をつくる工事 【ICT施工範囲】延長 72.4m 【施工土量】盛土 4,234m³ 【ICT建機】D37PXi/PC128USi 【ソリューション】ドローン測量 スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 三金興業(株) 土木営業グループ チーフ 山内正之さん 数年前にデモでICT建機を使用したことがあり、その際、ICT建機は社内で神様と呼ばれる熟練オペレータの技術にも負けないくらいの高精度だと話題になりましたが、現場での導入には至っていませんでした。当社でもいよいよICT活用工事へ初挑戦しようと数ヵ所候補を出し、現場の規模や内容を考慮したところ、今回の路体盛土、路床盛土の施工で、まずはやってみようと導入を決めました。
■■導入効果■■ 三金興業(株) 土木営業グループ チーフ 山内正之さん この現場は、着工するまでに約1ヶ月の遅れが出ていましたが、D37PXiの自動ブレード制御のおかげでカバーできました。設計変更で横断勾配がS字のような複雑な形状になり、従来建機であれば熟練オペレータでもかなり苦労するので、あと10日は必要だったと思います。ICT建機は、ブレードが3次元設計データ通りに自動で制御されるのでオペレータはあれこれ考える必要がなく楽に作業ができ、この現場では精度は3㎝以内におさまりました。また、手元作業員は常に建機の傍にいなくても良かったので、別な作業を進めることができ、現場の生産性向上に繋がりました。スマートコンストラクションアプリでは、建機モニタの画面を共有しながら電話をすることで、話の行き違いも無くデータの確認や書類作成ができました。今後はさらに効率が良くなる計画を立ててICT活用を進めていきたいと思います。
掲載月:2021年8月