工事係 野末建さん
1989年 設立 「顧客満足の絶え間ない向上」 を目指して優良な施工を行い 地域社会の発展に貢献します。
■■現場詳細■■ 静岡県浜松市北区細江町中川 都田川総合流域防災対策工事 水害対策のための河道掘削工事 【施工範囲】45,000m² 【施工土量】切土1,600m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ドローン測量 ペイロードメータ SMART CONSTRUCTION Retrofit ■■導入経緯■■ (株)野末工務店 工事係 野末建さん ICT建機を導入したのは3年前になります。リスクのある崖崩れの災害復旧現場で、丁張りをかけることができなかったのでICT施工をしようと思ったことがきっかけでした。今回の現場では、掘削と洗堀箇所の埋め戻しの作業で建機2台での作業になるため、担当営業よりマシンガイダンスが使えるレトロフィットキット装着の提案を受け、自社機の油圧ショベルにレトロフィットを装着し施工しようと思いました。私は新しいものが大好きで、自分の主観でこれは試さなければ!と感じ、レトロフィットキット機の導入を決めました。また、バケットで積込む土の重量を計測できるペイロードメータも活用してみたいと思いました。
■■導入効果■■ (株)野末工務店 工事係 野末建さん 今回、河道掘削作業はPC200i、洗堀箇所に土を受け入れてならす作業をPC138USのレトロフィット機で行いました。両建機共に熟練オペレータが操作しましたが、マシンガイダンスでの操作は、建機内のモニタに表示される3次元設計データを見ながら土を埋め戻す作業となり、オペレータの技量も必要とはなりますが、設計面の高さがモニタを見て分かるのでレトロフィット機でも苦もなく施工できました。精度に関しては、IMC建機と比較してもほぼ変わらず十分満足することができました。 また、ペイロードメータはモニタを目で見て積込み土量が数字で追えるので、今までは何m³だろう?と不確定だったものが、数量を言いきれるので、すごく便利な機能だと感じました。比較的安価でレトロフィットキットが購入でき、自社機に装着しICT建機として利用できることは、費用対効果は高いと感じました。この現場では、地域の同業者を招きICT現場見学会を開催しました。会社としてもICT施工体制の構築を進めており、今回は河道掘削でしたが、今後はi-Construction現場に限らず小規模土工でも試していきたいと思います。
掲載月:2021年8月