専務取締役 羽賀一成さん
1976年設立 お庭の設計から施工・管理まで行う。 また、外構工事・土木工事・ 各種重機工事なども行い、 緑と色とりどりの花々に囲まれた 「こころ落ちつく」庭の生活をご提供。
■■現場詳細■■ 福島県伊達市 2019年に発生した台風19号で決壊した川の堤防から田んぼに流入した土砂を取り除く災害復旧工事 【施工範囲】岩巡地区26,000m² 原田地区14,000m² 【施工土量】岩巡地区6,073m³ 原田地区3,273m³ ■■導入経緯■■ (有)羽賀造園土木 専務取締役 羽賀一成さん 以前からICT建機に興味はありつつも、なかなか触れる機会が無かったのですが、コマツIoTセンタ 福島でセミナを受講したことで、スマートコンストラクションについて関心が深まりました。今回は田んぼを敷き均す作業で、3次元設計データは準備せずに、ICT建機のモニタ画面上で無限平面データを作成して施工するという工法を利用しました。ベテランオペレータはいますが、ICT建機の導入によって従来建機とどのような違いがあるのかを自分達で確かめようと、期待を込めて導入しました。
■■導入効果■■ (有)羽賀造園土木 専務取締役 羽賀一成さん 工期が短くて間に合うか不安でしたが、ICT建機の導入で施工が早く進み、1ヶ月ほど工期短縮ができました。また、手元作業が少なくて済むため安全な作業で効率良く、人工も3分の1以上の削減ができました。 田んぼは1枚1枚高さが異なりますが、建機内のモニタ画面でそれぞれの無限平面データを作成して簡単に施工をすることができました。モニタの操作もわかりやすく、1mm単位での高さ設定ができるオフセット機能も慣れてしまえば簡単に使用できました。ICT建機は想像以上の高精度で、この現場では誤差が5cm以内におさまり、とても綺麗な仕上がりとなりました。今回は熟練のオペレータでしたが、自分の腕ではこんなに綺麗にはできないと驚いていました。また、綺麗な出来栄えに発注者からお褒めの言葉をいただくことができて嬉しかったです。今後もICT建機の機能を有効活用できるように、自分でも勉強して使用していきたいと思います。
掲載月:2021年6月