常務取締役 渋谷洋輔さん
工務主任 佐藤利幸さん
1980年 設立 社会が働き方改革からデジタル化へ 移行する中で、ICTを取り入れ、 作業の効率化を進めています。
■■現場詳細■■ 宮城県栗原市 迫川河道掘削工事 洪水時における河道の流下能力向上のため、川幅を拡げて堤防を作る工事 【施工範囲】①工区264.5m ②工区375m 【施工土量】盛土8,490m³ 切土8,200m³ 【ICT建機】 PC200i/PC128USi/D37PXi ■■導入経緯■■ (株)大林土建 常務取締役 渋谷洋輔さん 当社では以前から人員不足解消のため、デジタル化、ペーパーレス化、および働き方改革に取り組んでいました。しかし、会社を継続していくには、今までより良い施工計画書や検査報告書を作成して、工事を受注し続けていける体制を保つ必要がありますが、時間がかかり、残業や休日出勤が増えてしまうジレンマを抱えていました。そんな中、スマートコンストラクションを導入することでデジタル化し、生産性が向上し、当社が抱える課題を少しでも解決したいと考え導入を決めました。
■■導入効果■■ (株)大林土建 工務主任 佐藤利幸さん 当初は、新技術の導入で覚えるまでに時間がかかり作業が増えるのではないか、また、本当に高精度の施工が可能なのかと半信半疑でした。オペレータも初めのうちは心地悪い使用感と言っていましたが、ICT施工の導入後はその不安が全て払拭されました。オペレータは一週間ほどでICT建機を使いこなし、設計面が建機内のモニタに映し出されるので、以前は何度もあったオペレータからの問合せも減りました。また現場に行かずに事務所で進捗確認ができたので、業務の効率が向上しとても良かったです。 (株)大林土建 常務取締役 渋谷洋輔さん 施工・管理・仕上りの精度、全てが期待していた効果の想定以上でした。唯一心配していた完成検査も、スマートコンストラクションアプリのデータを検査員に見せながら説明し、社内でも1位2位を争うほどの高得点を取ることができ、無事に合格することができました。社員の残業時間も減少し、当社の取組みである働き方改革にも貢献することができました。
掲載月:2021年6月